食べチョク、SDGsに貢献する取り組みを強化–食品ロスを削減する特集も

CNET Japan

 産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは、消費者のSDGsの関心が高まっていることを受け、SDGs貢献に向けた3つの取り組みを発表した。

 (1)「生産者直伝の食材使い切りレシピ」特集の開設、(2)テーマごとに商品を紹介するSDGs特集に「未利用魚」と「持続可能な一次産業」を新設、(3)法人向けサービス「食べチョク for Business」に対して、持続可能な一次産業の取り組みがわかる機会を提供するSDGsプランを提供――の3点だ。

 生産者直伝の食材使い切りレシピでは、食材の皮やヘタなど、普段は捨ててしまいがちな部分を使って作る「生産者直伝の食材使い切りレシピ」を集約した。レシピページから使用されている食材の詳細ページへと直接遷移できるようになった。

 たとえば、「野菜くずでつくる究極のだし『ベジブロス』」(栃木県:こたろうファーム)では、キャベツの芯、たまねぎの皮、ブロッコリーの茎の硬い部分、にんじんの皮、きゅうりの先端、ピーマンのヘタや種など、捨ててしまいがちな部分を煮つめることで作成できる野菜だしのレシピを公開。

 この他にも、「茶殻を使ったお茶ふりかけ」(静岡県:みずたま農園製茶場)、「玉ねぎの皮を使ったお茶」(兵庫県:淡路島ほっこりファーム)などを公開している。

 SDGs特集では、「プラスチックフリー」や「循環型農業」など、テーマごとに商品をまとめている。今回、捨てられてしまう未利用魚(魚体の形が不揃い、漁獲量が一定の量に満たず市場に出せない魚など)の商品をまとめた「未利用魚」特集と、ASC認証やMPS認証を取得した信頼度の高い生産者の商品を集めた「持続可能な一次産業」特集を新たに追加した。

 未利用魚特集では、「訳ありを安くお得に!漁師の分け前セット2〜3kg」(秋田県:fish door 千葉)などを提供。

 法人向けサービス「食べチョク for Business」は、法人企業の福利厚生や販促キャンペーンに「食べチョク」を活用できるサービスとして、2021年3月に提供を開始。今回、テレワーク中の新たな福利厚生として「従業員向けギフト」の利用ニーズや、消費者のSDGsへの関心が高まっていることを受け「SDGsプラン」を新設した。

 SDGsプランでは、環境に配慮しながら一次産業に従事する生産者の現場の様子や、食や環境問題、持続可能な一次産業の取り組みを学べるオンラインセミナー・イベントなどを開催。また、SDGsに関する講演内容をまとめたコンテンツを添えて、生産者からこだわりの新鮮野菜を従業員の自宅へと配送する。これにより、従業員のエンゲージメントを高められるという。

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