【美味い!】全国の名産品が集まる『日本百貨店』で “最高の朝食メニュー” を考案してもらったら、煉獄さんみたいになってしまった!

ロケットニュース24

私(佐藤)はアンテナショップが好きだ。なかなか行くことのできない地域の名産品を見てるだけで、旅行した気分になれる。もちろん購入もするんだけど、何を買ったら良いのかわからない。それが全国の名産品が集う店ならなおさらである。

そこで! 各地の名産品を扱う「日本百貨店」のマネージャーにオススメ商品を教えて頂き、最高の朝食メニューを考案してもらったぞ!!

実際に商品を購入して食べてみたところ……。これも美味い! あれも美味い! 全部美味い! ……と「美味い!」を連呼する煉獄さんみたいになってしまった!!

・日本百貨店で最高の朝食

最高の朝食メニューを考えてくれたのは、「日本百貨店しょくひんかん」の(東京・秋葉原)の蓑島マネージャーだ。


日本百貨店は全国各地のスグレモノを発掘し、販売しているセレクトショップだ。有名無名を問わず、日本全国津々浦々の良いものが一同に集結している。


秋葉原のしょくひんかんは食品に特化しており、ここ1軒で全国のご当地の味を知ることができる。


数ある商品の中から、朝食にふさわしいラインナップをチョイスして頂いて購入した商品は全9品。それぞれ順番に紹介していこう。


■コシヒカリアモーレ白3合 税込621円
まずは米だ、米は石川県産のコシヒカリアモーレ。能登半島の清涼な水と豊かな土壌から育まれた品種で、「自然循環型」の農法を採用している。その土地に生育する微生物の力で活性化させた “完熟たい肥” を使用しているという。



■有機生味噌 かなえ 400g 税込918円
同じく石川県の「金沢ヤマト醤油味噌」の商品。国産の有機大豆と有機米を、100年受け継がれた杉桶で1年長期熟成した味噌である。

大豆は3年以上無農薬・無化学肥料の土壌で、有機栽培したものにこだわっているそうだ。その味を確かめるために、今回あえて出汁をとらずにみそ汁にした。



■佐賀海苔 香味干し 税込486円
有明海の佐賀海苔を収穫し、そのままの状態で乾燥・焙煎したもの。ミシュランの星をもつ料理人も愛用しているそうだ。



■大福寺 浜納豆 税込853円
「浜納豆」の元祖、静岡・大福寺に代々伝わる塩辛納豆。一般的な「納豆菌」で発酵させた納豆と違って、糸を引かない。国産大豆と遠州産の山椒を使って作られており、そのまま食べると塩辛い。



■鮭の焼漬 税込756円
新潟県村上市の伝統的な鮭料理。白焼きした鮭を醤油ベースの調味液に漬け込んだもの。そのままで、もしくは湯せんしてあたためて食べる。



■釜揚げしらす 税込540円
駿河湾で獲れたしらすを独自の缶詰製法で、余計なもの入れずにできる限りそのまま缶詰に閉じ込めた商品



■とろさばプレミアム缶 税込3240円
銚子港で水揚げされるサバの中で、2000~3000尾の中で1尾の割合でしか獲れない希少な1キロ超の極上真サバを使用した缶詰商品



■海老オイルふりかけ 海老三昧 税込624円
岡山県日生(ひなせ)産の干しエビ・国産アミエビをふんだんにつかったオイルふりかけ。低温調理でエビの旨味を引き出しているそうだ。



■飛騨牛ハンバ具(ぐ)ー 税込756円
飛騨牛のハンバーグをほぐして瓶詰にした商品。具材をただ瓶に詰めている訳ではなく、本当に1度ハンバーグを作ってからほぐしているそうだ。ハンバーグの概念を覆した人気商品。



以上の9点、合計金額は税込8794円。とろさばプレミアム缶がかなり高額ではあるが、金額の上限を設けずにオススメされるままに買ったのでこうなった。さて、ご飯を炊いてみそ汁をつくり、すべての品々を盛り付けて、最高の朝食が出来上がった


高級旅館の朝食にも匹敵する内容ではないだろうか。野菜がないので彩りにかけるけど、それでも十分に美味そうだ。ではさっそく食べてみるとしよう。


・いざ、実食!

まず最初に言わなければいけない。米が美味い! 朝食の主役はやっぱりご飯だろう。コシヒカリアモーレは、このステージ(膳)を華やかに飾るヒロインのようだ。まばやく光る純白の米粒! 1つひとつが立っている。


決して強い主張をする味ではない。だが、噛めば噛むほど甘味が増していく美味しい米である。美味い! 「ご飯をおかずにご飯を食う」、それも十分可能なおいしさである。


次は海苔! 海苔もまた美味い! そのままの状態で乾燥・焙煎しているので、磯の香りがする。その純朴な味に触れて、海苔ってこんなに美味かったのか!? と驚くほどだ。美味い!


海苔と米だけで満足してしまいそうだが、そうはいかない。次は鮭! 「焼漬」を初めて味わうんだけど、これはとても興味深い。ひと口で焼魚と煮魚を同時に味わっているような錯覚に陥る。

鮭の旨味を焼いて閉じ込め、そこに醤油の味がしみ込んでいる。なぜ全国に焼漬が広まらないのか不思議になるほど美味い!


続けざまに釜揚げしらすをご飯の上にドン! と乗せる。


ふっくらと炊きあがったしらすの食感は格別だ。純白の米としらすのマリアージュは「白と白のエクスタシー」といっても過言ではない。淀んだ私の心を清めてくれるほど美味い!


すでに何回「美味い」と言ったか分からなくなってきたが、この日、1番の「美味い」はエビによってもたらされた。


誰が「エビをオイルふりかけにしよう」と言い出したのだろうか? 私はその人物に「ありがとう!」と言いたい。世のエビ好きはすべからくこのオイルふりかけを食うべきである。凝縮されたエビの旨味とサクサクとした食感が堪らないのだよ。

マジのマジで「美味~い!」と叫んでしまった。


ここまでご飯をセーブ気味に食べていたけど、もはや我慢できん! 私は米粒を胃袋へとかき込んでいた。


そして2杯目……

一旦落ち着こうと思い、大福寺納豆からスタート。ご飯・みそ汁をはじめとする多くの食材が優しい甘さを携えていたので、口の中が甘くなっていた。そこで浜納豆の出番だ。「小粒でもピリリと辛い」とは浜納豆のためにある言葉ではないか? この小さな黒い塊は辛い、山椒辛いのである。

おかげで食欲が刺激されて、さらに食べる気になったぞ。


本日のメインディッシュはもちろんとろさば! だって1缶3240円だからね!! ヘタしたら、そこそこの肉にも値段で勝ってるからね! さて、箸でひとつまみ。身がとろけるほど柔らかいのでつまみ上げるのにもひと苦労だ。


口に放り込むと、柔らかな脂はマグロのトロにも匹敵するのではないか? と思えてくる。ご飯と一緒に食べると、ちょっとした寿司だな。美味い! 美味いぞ!!


最後はこの日、唯一の牛肉商品のハンバ具ー。飛騨牛ハンバーグをほぐした逸品。米、味噌、海苔と始まり、魚介の美味しさを堪能してここに行き着いた訳だが、やっぱり肉の旨味が1番しみる。美味ーーーーい!!!!


これを最初に食べていたら、ほかの商品の繊細な美味しさを見失っていたかもしれない。それくらいコレの味のインパクトが強烈だ。1度食べたら忘れない味である。人気商品なのも納得するほどのウマさだ。美味い!

という訳で、提案頂いた最高の朝食は「私の想定した最高」を軽々と超越していた。これらの商品を参考にして、アンテナショップで最高の朝食メニューを考えてみると面白いぞ!


・取材協力

店名 日本百貨店しょくひんかん
住所 東京都千代田区神田練塀町8-2 CHABARA(ちゃばら)内
時間 11:00~20:00
定休日 元日、6月の第1水曜日、11月の第1水曜日

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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