DMM、ウェブ縦読みマンガ事業に参入へ

CNET Japan

 DMM.comは12月3日、2022年からウェブ縦読みマンガ事業を開始すると発表した。

 ウェブ縦読みマンガは、韓国発祥となる縦読み(上下方向のスクロール)型のマンガ再生スタイル。スマートフォンで短時間に快適に読むことが可能で、韓国のほか、日本、中国、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパなどで展開されている。

 近年、電子書籍市場は急成長を遂げており、その中でもウェブ縦読みマンガがグローバル市場で拡大しているという。しかし、現在のウェブ縦読みマンガの多くは海外で企画製作されたものが海外のプラットフォームで配信されている状況にある。

 今後、日本発のコンテンツがもっと多く発信されるためには、日本発の配信プラットフォームが必要だと考え、ウェブ縦読みマンガ事業に参入することを決定した。

 同社は、40以上のサービスを展開する総合エンタメプラットフォーム「DMM.com」を運営。電子書籍事業においては、さまざまなパートナー企業との協業により、配信プラットフォームの開発、運営を行ってきたという。

 ウェブ縦読みマンガ事業では、電子書籍事業のノウハウを生かし、オリジナルコンテンツの企画制作事業を行うスタジオの設立、ウェブ縦読みマンガに対応した配信プラットフォームの構築、海外コンテンツの国内配信、国内コンテンツのグローバル展開に注力していく予定。

 なお、同社のウェブ縦読みマンガでは、スマートフォンなどでの閲覧を想定し、1話ごとの長さも気軽に読める長さに最適化するという。また、特定のジャンルだけではなく、同社ならではのジャンルを取り揃えていくとしている。

 2022年から、オリジナルタイトルを含めた国内外のコンテンツを配信する予定。

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