新型コロナウイルスの新たな変異株が確認され、世界各国がアフリカ南部からの渡航制限を決めたことに対し、南アフリカの保健相が「規範に反している」と批判した。
南アフリカのパーヒュラ保健相は26日、南アフリカで確認されたオミクロン株について、「これまでに感染力の強さを示す証拠があるとは言われていない」と述べ、研究は「初期の段階にすぎない」と強調した。そのうえで、アメリカやEU(=ヨーロッパ連合)などが相次いでアフリカ南部からの渡航制限を決めたことに対し、「WHO(=世界保健機関)が示す規範や基準に完全に反している」と批判した。
オミクロン株はこれまでに南アフリカで77件確認されたほか、ボツワナ、香港、イスラエル、ベルギーなどでも報告されている。(ANNニュース)
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【映像】新変異株「オミクロン」 再感染リスクはデルタ以上
英政府 航空機乗り入れを一時禁止に 南アフリカの新変異株に「最も懸念」 Source