2021年12月からテレビアニメ「遊郭編」がスタートすることから、再ブームの予感大の鬼滅の刃。正直に申し上げて「無限列車」すら鑑賞していない私、P.K.サンジュンとしては「すごいねぇ~」くらいの感想しか思い浮かばない。
だがしかし、その映画「無限列車」とコラボにしたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の期間限定アトラクション『鬼滅の刃 XRライド』がかなりヤバいらしい。何と最長待ち時間は380分……! って、iPhone行列かよ!! いや、今どきiPhoneもそんなに並ばねえわ!
・煉獄さん人気がわからない
冒頭でもお伝えした通り、私はそこまで鬼滅が好きなわけではない。コミックはすべて読んだし面白い作品だとは思うが、ここまで流行っている理由はわかりかねている。特に「なんでそんなに煉獄さんは人気があるのかね?」と感じている次第だ。
もちろん煉獄さんもいいキャラだとは思うが、率直に「ちょっと盛られすぎなんじゃないの?」と感じずにいられない。同じ柱の悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい)や宇髄天元(うずい てんげん)と比べても煉獄さん人気は異常。ハッキリ言って玄弥の方が好きだ。
・USJからお誘いが
そんな中、つい先日のことである。「USJが “鬼滅の刃 XRライド” に無料で乗せてくれる……しかも並ばずに」というワケのわからないオファーが舞い込んできたではないか。サンちゃん、遠出したいです! 鬼滅は別にいいけど大阪には行きたいです!! というわけで、急遽大阪行きが決定した。
さて、その『鬼滅の刃 XRライド』である。簡単に説明すると『鬼滅の刃 XRライド』とは、VRとジェットコースターが融合した “没入系アトラクション” とのことで、専用のゴーグルを装着して乗車するのが特徴だ。
目玉は「360度のVR映像 × 重力の融合」らしく、映像は映画『無限列車』が舞台になっている。出発はユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にある架空の駅「浪花駅」という設定だ。
それはそれで構わないが、最近の「VR系アトラクション」はある意味のトレンドであり、完成度が高いものが非常に多い。特に同じUSJ内の「マリオカート」や「スパイダーマン」と比較した場合『鬼滅の刃 XRライド』はどうなのだろうか?
・単なる鬼滅人気疑惑
関係者は「最長で380分待ちを見たことがあります」と言っていたが、ぶっちゃけ心の中では「それって単なる鬼滅人気でしょ?」と思っていた。純粋なアトラクションとしてそこまで大きな期待はしていなかった……のだが。
ここで結論を申し上げてしまうと『鬼滅の刃 XRライド』はスゴイ! 確かにヤバい!! 380分待つ価値があるかはさておき「最高♡」と言っても差し支えない完成度の高さ。もっとシンプルに言うならば「超楽しかった!」となる。
・ガチでスゴかった
最高だった理由は大きく3つあり、まず1つは「映像と動きのシンクロ率」が非常にヤバかった。映像で流れる列車と実際のジェットコースターの動きは「Pefumeか!」ってくらいシンクロしまくり。これは確かに「360度のVR映像 × 重力の融合」だ。
次に「手抜きの無さ」も素晴らしかった。意地悪な私は進行方向ばかりではなく、上下左右をチラチラと盗み見していたのだが、どの瞬間のどの角度も完全に無限列車の世界。メインだけではない細部までの作り込みには感動すら覚えた。
そして最後は「煉獄さん」──。ネタバレになるため多くは語れないが、煉獄さんがとにかくカッコイイ! 最高すぎる!! 特に登場するタイミングは「紅白歌合戦の大トリ」や「9回裏2アウト満塁」くらいシビれる場面で、私は心の中で何度もこう叫んでいた──。
煉獄さん!
煉獄さーーーん!!
煉獄さぁぁぁぁぁぁぁあああん!!!!!
正直に言えば、まんまと煉獄さんを大好きになってしまったことに悔しい感情もある。……が、それでも構わん! 煉獄さんは最高の男!! 文句があるヤツは俺が許さねえ! 心を燃やせ!! 俺は俺の責務を全うする!
・心が燃えた
また、煉獄さんの素材の良さもさることながら、その魅力を最大限に引き出している『鬼滅の刃 XRライド』には恐れ入った。個人的に380分は待てないが「180分待ちくらいならもう1回乗ってもいいかも」と考えている。そして次も俺はきっとこう言う「煉獄さーーーん!」と──。
なお、現在USJはクリスマスシーズンに突入しており、パーク内では各種ショーやイベントが開催中だ。特に「20周年記念クリスマスツリー」は映えまくること間違いなし。『鬼滅の刃 XRライド』のすぐ近くにあるので、ぜひ足を運んでいただきたい。
というわけで、冬のUSJは『鬼滅の刃 XRライド』を中心にかなり盛り上がっていたから、逆に煉獄さん人気がわからない人にこそ『鬼滅の刃 XRライド』がオススメだ。『鬼滅の刃 XRライド』は2022年2月13日(日)までしか運行していないから、お早めにどうぞ! 心を燃やせ──。
参考リンク:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.©吾峠呼世晴 / 集英社・アニプレックス・ufotable