【まさか】グルメライター格付けチェック『牛乳編』：第8回 →「北海道産最高級牛乳」vs「スーパーの牛乳」

グルメ記事を執筆するグルメライターたちの味覚は信用していいものなのか？　1つだけ言えることは「そんなことをわざわざ検証しているWebメディアは我々だけ」ということ。デメリットしかないことは百も承知だが、まあ楽しいから良しとしましょう。

さて、第8回目となる『グルメライター格付けチェック』は「牛乳編」をお届けしたい。高い牛乳って濃厚なんでしょ？　サービス問題キタ！　……かと思いきや、今回は答えが真っ二つに割れてしまったのである──。

・余裕かと思いきや

例えば牧場で販売している牛乳に「濃厚じゃない牛乳」や「サッパリした牛乳」なんてあるのだろうか？　そういう意味で「牛乳編」は、それなりのサービス問題かと思われていた。いや、流石に牛乳はわかるっしょ？

ところがどっこい、冒頭でもお伝えした通り今回は8人が参加した結果、答えは4対4で真っ二つに割れた。我々の味覚がバカなのか？　それとも違う理由があったのか？　詳細については記事の後半でお伝えしたい。

・高い方を当てる

さて、ここで『グルメライター格付けチェック』のルールを説明しておこう。参加者は目隠しをしたまま “超高級食材” と “普通の食材” を味見し「どちらが高いか？」を当てる。ウマいマズい、好き嫌いは関係なく「高い方」を当てれば正解だ。

今回用意したのは北海道産の「養老牛放牧牛乳」で価格は900ml入りで1601円。世界有数の透明度を誇る “摩周湖” の水で育った牛から絞る牛乳は、後味すっきりでキレのある味わいだという。「牛乳を飲むとおなかの調子が悪くなる人でも安心して飲める」というから驚きだ。

もう一方はスーパーで購入した明治の「おいしい牛乳」で、こちらは900ml入りで230円となっている。価格差はおよそ7倍という計算になるが、果たしてグルメライターたちは超高級牛乳を見分けることが出来るのだろうか？

正解も不正解もあったが、個人的には『グルメライター格付けチェック・シーズン2』で最も難しかったと感じた牛乳編。気になるグルメライターたちの回答はというと……！

サンジュン：B「うーん、思ったよりも違わないかな？　それでもBの方が味に深みというか、幅があったし全体的な脂肪分も高かった気がする。ただメッチャ自信があるかというとそうでもない。なぜならAも普通に美味しいし、特にマイナスが無いから。まあでもこれはBじゃないかな？」

中澤：A「牛乳は結構自信ありますよ。なるほどなー、これは難しいなぁ……。ただAでしょうね。なんとなくバターみたいな風味を感じました。というか、牛が見えましたね。Bも確かに甘みはあるけど、それ以外の風味が無かった。Bは牛が見えませんでしたね。Aは牧草の味まで感じました」

佐藤：B「難しいなコレ……！　自信は無いけどBかな～？　牛乳は甘さが手掛かりになると思ってたんだけど、市販のも甘いんだよな～。ただAは最初に甘くて、Bは後から甘かった気がした。全然自信は無いけどBにしよう」

和才：B「普段から牛乳は飲むんですけど低脂肪なんですよね……。Aだけ飲んだ感じだとこっちが安いんじゃないかな……？　うわ難しいな。考え出すとわからなくなるので、第一印象でBにしました。ただ根拠は特にないですね。味もBの方がちょっとだけBの方が美味しい気がしました」

あひるねこ：B「Aは特別ウマいともダメとも思わない……けどB飲んでもわかんねえな、これ。というか、どっちも大してウマいとは思えない。難しいな、これ。Bの方が水っぽいし香りも薄かった……んだけど、味は濃いんだよな。Aは香りが強かったから迷うけど、味が濃いのはBかな～？　面倒なのでBにしましょう」