ランサーズ、仕事連動型のデジタルスキル教育サービス「Lancers Digital Academy」など3つの新サービス発表 

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ランサーズが新たに発表した3つのサービス

 ランサーズ株式会社は11月12日、「新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」を発表するとともに、新たに3つのサービスの追加を発表した。

「スキル認定バッジ」でクライアントにアピールできる教育サービス

 1つめは教育サービス「Lancers Digital Academy」で、2022年1月に提供を開始する。これはフリーランスや副業をはじめとした個人のデジタルスキルの向上に寄与するサービスで、学びの先にある実務を見据えた仕事連動型の教育サービスとなっている。期間は2カ月間~、価格は20万円~。

 スキルの分野については、同社データベースにおける200万件以上の案件データをもと独自の市場調査部門によるリサーチと需要予測アルゴリズムにより、需要が拡大していくデジタルスキルを選定する。教材は、さまざまなデジタル分野の業界トッププレーヤーが監修・制作し、最新のデジタルスキルを学べる。学習内容は、動画教材によるインプットを中心に、課題・レポート・グループワークによるアウトプットでスキルを定着させる。

 特徴的なのは、スキル認定制度が設けられていることで、受講修了者に対して「スキル認定バッジ」を付与する。このバッジは、課題やレポートの総合成績によりランク別となっており、このバッジにより、案件を発注したいクライアントに対して訴求できる。また、受講修了者ごとにパーソナライズした仕事・案件を紹介する専任コンシェルジュサポートも提供する。

「Lancers Digital Academy」の特徴

スキルシェアサービスで「標準パッケージ」を用意

 2つめは、ビジネス領域に特化したスキルシェアサービス。従来のランサーズは、個人がプロフィールを登録したり、企業が見積もり依頼をしたりして、そこからマッチングを図っていたが、企業としては「誰に頼めばいいのか分からない」「いくらでお願いすればいいのか分からない」といった課題があった。また、個人としても、企業に見積もりを毎回提案・相談する負担があった。

 このような課題を解決するため、同社はビジネススキルを商品化できる「パッケージ方式(納品方式)」をフルリニューアルし、ビジネスカテゴリーを350種類に細分化して、ビジネスに特化したスキルシェアサービスとして新たに提供開始した。

 同サービスでは、企業が要件定義せずに簡単に依頼できる納品方式「スキルパッケージ方式」を採用しており、各ビジネスカテゴリーに必要なパッケージプランを標準的に用意している。例えばECサイト制作であればページ数や商品数、デザインカスタマイズ、納期などの細かい要件があるが、各項目で標準的なプランをあらかじめ準備することで、細かい見積もりを作らなくても簡単に出品できる。また、最低価格は1万円とすることで、高単価なビジネスを実現できる。

ビジネスカテゴリーごとに標準パッケージを用意

サービスイメージ

社外人材を自社専用にチーム化できる「Lancers Teams」

 3つめは、高スキルの社外人材を自社専用にチーム化できる「Lancers Teams」で、同サービスを利用することにより、自社専用のクラウドプロチームを編成できる。これは、ランサーズの社内で1年以上にわたって試験導入していたもので、同社の社員の開発チーム約50名に、フリーランス約50名を追加し、3カ月で100名体制にすることができたという。同サービスを利用することにより、さまざまなバックグラウンドのフリーランスをチームとして編成し、自社のクラウド部門のように利用することが可能となる。

 同社はこれらの新サービスにより、これまでの単純な仕事のマッチングに比べて、より高度で、経営に直結するようなフリーランス支援を実現し、これによって同社がビジョンとして掲げている“個のエンパワーメント”をテクノロジーで高めていきたいとしている。

社外人材をチーム化

「Lancers Teams」を導入する前の体制

フリーランスを追加することで約100名の体制を実現

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