「パッケージデザインAI」など開発するプラグは11月22日、キャラクター名を入力するだけで、購入意向率を予測する「キャラクター価値AI」のベータ版を無料で公開した。
同社が開発したキャラクター価値AIは、東北大学乾研究室が作成した70万単語の日本語Wikipediaエンティティベクトルと、同社が独自に実施したキャラクターに関する消費者調査データを学習させたAIサービスだという。
使用予定のキャラクターと対象となる商品カテゴリを入力(それぞれ最大5つ)するだけで、約30秒でAIが購入意向率(同社が推奨する100キャラクターの購入意向率と100カテゴリの購入意向率)を算出する。
これにより、キャラクターとカテゴリの親和性が確認でき、適正なキャラクターの選定や投資効率の予測が可能になるとしている。また、キャラクターのライセンサーにとっても、企業とキャラクターにおける最も効果的な関係を調べられるため、キャラクター商品の開発がより効果的になると説明する。
今後は、ターゲットや商品ブランドなど、より詳細な評価予測を検討する。さらにベータ版の利用者からの意見を反映し、キャラクタービジネスに携わる顧客ニーズに即したメニューを増やす方針だという。