米国の大手スーパーマーケットチェーンKrogerは米国時間11月5日、ビットコインから派生した仮想通貨であるビットコインキャッシュを店舗で受け付けるとしたプレスリリースが、虚偽だったことを明らかにした。このリリースは同日、多くの大企業がプレスリリースの配信に利用しているサービスPR Newswireに掲載された。
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Krogerの広報担当者は電子メールで、「この情報は詐欺的であり、事実無根で、無視されるべきだ」と述べた。
PR Newswireはこのプレスリリースをウェブサイトから削除したが、それより前に一部のメディアサイトやKrogerの投資家向け情報サイトでこの誤った情報が取り上げられたとBloombergが報じている。
この手法は、ある仮想通貨を大手小売業者と結びつけることで、その仮想通貨の取引価格をつり上げようとする詐欺の最新の手口とみられる。同様の状況は9月にも発生しており、この時はWalmartが仮想通貨ライトコインの受け付けを開始するという虚偽のプレスリリースがGlobeNewswireに掲載された。Walmartはこの情報が虚偽だと明言したが、それは偽のリリースが注目を集め、ライトコインの価格を一時的に押し上げた後のことだった。
CoinBaseによると、ビットコインキャッシュの価格は5日に一時急上昇して636ドルになったが、現在では600ドル前後で落ち着いている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。