ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labは、企業の従業員が騙されやすいフィッシングメールのサブジェクトについて調査し、その結果を発表した。それによると、勤めている会社の問題に関するサブジェクトと、メール配信トラブルに関するサブジェクトの場合、誘導リンクのクリック率が高かった。
騙されてクリックしてしまった割合の高い上位5サブジェクトなどは、以下のとおり。
●1位:
- サブジェクト:お荷物を配達できませんでした
- 送信者:配達サービス
- クリック率:18.5%
●2位:
- サブジェクト:過負荷でメールを届けられませんでした
- 送信者:Googleサポートチーム
- クリック率:18%
●3位:
- サブジェクト:従業員向けオンライン調査:働き方の改善方法について
- 送信者:人事部
- クリック率:18%
●4位:
- サブジェクト:要注意:全社的に導入する新たなドレスコード
- 送信者:人事部
- クリック率:17.5%
●5位:
- サブジェクト:全従業員へ:新たな避難計画
- 送信者:保安部
- クリック率:16%
このほかには、予約確認を装ったメール(11%)、注文確認を装ったメール(11%)、IKEAのコンテスト連絡を装ったメール(10%)に騙される人が多かった。