「早くも崖っぷち」巨人・井納の厳しい現実 FA加入も炎上連発、勝負の秋も2軍暮らし…

J-CASTニュース

   大きな期待を背負って入団しただけに、結果を残せないと落胆も大きい。早くもチーム内で崖っぷちの立場に立たされているのが、プロ野球・巨人に新加入した井納翔一、そして中田翔だ。


  • 井納翔一(写真:アフロスポーツ)

ブルペンでの投球はエース級だが…

   井納は昨オフにDeNAからFA移籍。ヤクルトとの争奪戦を制して巨人が獲得に成功した。

   188センチの長身から球威十分の直球、スプリット、スライダーを織り交ぜる右腕はブルペンでの投球を見ると「エース級」だ。ただ、DeNAで2ケタ勝利をマークしたのは14年の11勝のみ。18年以降は投球回数が100イニング未満と先発ローテーション定着もままならなかった。

   スポーツ紙記者は、「能力は申し分ないですが、投げてみないと分からない投手です。完投したかと思えば、次の登板で大量失点を喫するので首脳陣は計算が立ちにくい。先発陣が豊富とは言えないDeNAで1軍に定着できなかったのだから、巨人に移籍しても厳しいかなと思いました」と振り返る。

   悪い予感は的中する。

   開幕2カード目の移籍後初登板となった3月31日の中日戦(バンテリンドーム)で1回4失点KO。ファームに降格し、5月4日に救援要員で昇格したが、不安定な投球内容が続き、同月20日に再び2軍降格した。

   10月3日に3度目の1軍昇格をしたが、登板機会がなく2日後に登録抹消。先発でも救援でも結果が出せず、チームが大失速した9月以降も戦力になれなかった。来季は2年契約の2年目だが背水の陣だ。

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