Windows 11のスタートメニューは、Windows 10に比べてシンプルになった。これはこれで使いやすいが、カスタマイズすることで、さらに使いやすくすることもできる。よく使うアプリをピン留めする以外にも、フォルダやWebページをピン留めしたり、電源ボタンの横にエクスプローラーなどよく使う機能を配置することもできる。自分好みにカスタマイズしてみよう。
スタートメニューでできること
操作の起点となるスタートメニューは、Windows 11になって、よりシンプルなデザインへと変更された。
アプリは、よく使うアプリが[ピン留め済み]として表示されるほか、[おすすめ]として過去に起動したアプリやファイルが自動的に表示されるようになっており、[すべてのアプリ]で表示を切り替えることでインストール済みのアプリを一覧表示できる。
従来のWindows 10では、タイルがアニメーション表示されたり、アプリの最新情報が表示されたりしたが、こうした演出がないシンプルな構成となっている。
スタートメニューの基本カスタマイズ
スタートメニューのカスタマイズの第一歩は、[ピン留め済み]の項目を整理することだ。
よく使うアプリと言っても、標準では「TikTok」などPCから使うのが便利なのかどうかが微妙なアプリも登録されているので、使わないアプリは右クリックして[スタートからピン留めを外す]で削除したり、不要なら[アンインストール]してしまおう。
逆に、使用頻度が高いアプリは、見やすい場所へと移動しておくことで起動しやすくなる。特に、後からインストールしたアプリは、[ピン留め済み]の2ページ目の最後に追加されてしまうので、右クリックして[一番上に移動]で先頭に配置するか、ドラッグして好みの場所に移動しておくといいだろう。
フォルダやWebページをピン留めする
スタートメニューには、アプリだけでなく、フォルダやWebページも登録することができる。
フォルダは、エクスプローラーでピン留めしたいフォルダを右クリックして[スタートメニューにピン留めする]を選択すればいい。
Webページは、Edgeでページを表示後、右上の[…]から[その他のツール]の[スタート画面にピン留めする]で登録できる。例えば、経費精算や請求書発行など、業務系のWebアプリを登録して起動しやすくできる。
[設定]でのカスタマイズ
スタートメニューに表示する項目などは、[設定]の[個人用設定]から[スタート]を表示することで変更できる。
標準では、[よく使うアプリを表示する]がオフになっている。ピン留めするまでもないが、比較的よく起動するアプリがある場合は、この設定をオンにすることで、クリック回数を減らせるようになる。
プレゼンテーションなどで、デスクトップ画面を第三者に見せる機会がある場合は、[最近開いた項目をスタート、ジャンプリスト、ファイルエクスプローラーに表示する]をオフにしておくことをおすすめする。
業務関連のファイル名などが、うっかり映り込んでしまうことを防止できる。
ちょっとした便利機能と言えるのが、[フォルダ]の項目で、スタートメニュー右下の表示されている電源ボタンの横に、[設定]や[エクスプローラー]、[ネットワーク]などに素早くアクセスするためのアイコンを追加できる。好みに合わせて設定しておくと便利だろう。
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