Firefoxが導入した、アドレスバーに広告を表示するシステムが批判を浴びている。
「Firefox Suggest」と呼ばれるこの機能はFirefox 92から導入されていたもので、同ブラウザーのURLを表示するアドレスバー上に、位置情報および検索キーワードをもとにしたパートナー企業からの提案を表示するというもの。実質的に広告と言って差し支えないこの表示機能、検索結果の表示エリアを侵食することはなく、また、同ブラウザーのヘルプページによるとプライバシーには十分に配慮しているとはいうものの、他のブラウザーに比べて広告表示やユーザーの行動履歴の利用に慎重な立場をとっていたFirefoxがこうした施策を取り入れたことに対して、批判というよりも失望の声が多く見られる。ちなみにこの機能、現時点では米国でのみオンになっており、また、設定から無効にすることも可能だが、知らないまま使っているユーザーは少なくなさそうだ。