サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選が2021年10月7日(日本時間8日)に各地で行われ、日本は敵地ジッダでサウジアラビアと対戦し0-1で敗れた。痛恨の黒星を喫した日本はこれで最終予選1勝2敗となり勝ち点「3」は変わらず、本戦出場が危機的状況となった。
スタンドに歩み寄りサウジサポーターに激怒
前半を0-0の同点で折り返した日本は後半26分、MF柴崎岳(29)がDF吉田麻也(33)に送ったバックパスを相手FWに奪われゴールを決められた。先制点を許した日本はその後チャンスを作るもののゴールが遠く、得点することが出来なかった。
試合終了直後、スタンドのサウジアラビアサポーターが沸き上がるなかで日本代表選手へのインタビューが設定され、主将の吉田がマイクスタンドの前でスタンバイしていた。
視線をスタンドに向けてインタビュー待ちしていた吉田は、スタンドの観客の言動に反応し、スタンドへ歩み寄った。吉田は柵越しにスタンドのサポーターに向けて指を突き刺し激怒。関係者に制止され、なんとかその場を離れたものの、吉田の怒りは収まらない様子だった。
スポーツ各紙の報道によると、吉田はサウジアラビアサポーターによる「差別的ジェスチャー」があったことを明かしている。