勢い失う枝野氏 選挙は前途多難 – 早川忠孝

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枝野さんに4年前の勢いがあるのかどうか、ちょっと疑わしい。

小池さんの排除発言の反動で、「枝野立て!」コールが湧き起こり、その延長上で立憲民主党への支持が増えたように思っているが、新・立憲民主党が発足して1年も経つとどうしても陳腐化は免れず、4年前のような枝野コールはどこからも聞こえてこない。

立憲民主党と共産党の選挙区調整・選挙協力も思っていたようには進んでいないようだし、新しく連合の会長に就任された芳野友子会長からは立憲民主党と共産党の合意自体に強い異議を出されてしまったようだから、如何にも前途多難だなあ、という印象である。

選挙になれば立憲民主党の党首として全国あちらこちらを飛び回らなければならなくなると思うが、そういうことを許すほど枝野さんの足元が現時点で磐石だとは言い難い。

立憲民主党の党首だからマスコミにはしょっちゅう顔を出すだろうが、しかし、案外地元回りはしていないし、そもそも出来なかったのではないか。

甘利さんの一件を除けば、岸田さんの評判は全国的にいい。
今の時点で有権者に比例区の投票先を聞けば、概ね50パーセントは自民党と答えるそうである。

多分、さいたま市でもそう大きな違いはないはずである。

枝野さんにとっても先が読めない選挙になりそうである。

楽な選挙はどこに行っても殆どないのだが、今回は特にそうなりそうである。

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