トラストパーク株式会社が運営する九州周遊観光活性化コンソーシアムは、九州の4県9市町と連携し、周遊型観光・ワーケーション「九州バケワーク」の有料体験モニターの募集を開始した。期間は2022年3月31日まで。
九州バケワークは「周遊観光中にちょっと仕事もできる!」をコンセプトに、レンタルキャンピングカーと「車泊(くるまはく)」スペースをセットにし、通常では車中泊できない施設を拠点に周遊観光や地域体験ができるという実証モデル。同コンソーシアムでは、地域の観光振興を目的に、稼働時間外の駐車場や遊休地に車中泊のためのシステムやルールを整備することを「車泊」と呼び、関連事業を展開している。
オンラインで仕事ができる環境が整ったために働く場所にこだわらない人も増え、多拠点生活の機運が高まっているが、九州のテレワーク率は高くなく、コワーキングスペースなどのリモートワーク環境の整備が遅れているという。同コンソーシアムでは、今回募集するモニターにアンケートを行い、結果を今後の事業に役立てる予定としている。
九州バケワークのモニターは、福岡県那珂市にある「キャンタル福岡那珂川店」にて、レンタルキャンピングカーと「九州バケワークパスポート」を受け取り、バケワークを開始。九州バケワークパスポートは、車泊に対応する施設で提示することによって特典が受けられる。車泊用のスペースでは、電源とWi-Fi(車内もしくは周辺で利用可能)が提供される。利用期間は3日(2泊3日)以上で、最終日は18時までに同店にキャンピングカーを返却する。
レンタルキャンピングカーの料金は、車種や日程(日数のほか、休日を含むかどうかなど)により異なる。参考までに、4人用の「C-LH」を10月27日(水)〜29日(金)の3日間レンタルした場合の料金は、4万5100円。
対応する車泊施設は、以下の通り。