Office 2021がWindows 11と同じ10月5日より提供開始。Excelに「XLOOKUP」実装など

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新しいスタートエクスペリエンスを備えたExcel

 Microsoftは16日(現地時間)、永久ライセンス版の「Office 2021」をWindows 11と同じ10月5日にリリースすると発表した。

 クラウドに対応できない部門や、アップデートを受け取れない、インターネットに接続されないデバイス向けのOffice Long Term Servicing Channel(LTSC)に属する製品。WindowsとmacOSの両方に対して提供される。

 新Officeではスタートエクスペリエンスを一新し、リボンのタブも更新。上部に「Microsoft Search」ボックスを実装し、連絡先の検索や、行おうとしている操作をすぐにテキストで検索して実行できるようになった。また、Word/Excel/PowerPoint/Outlookの全体的なパフォーマンスや安定性、速度が向上した。

 Word/Excel/Powerpointでは「描画」タブが更新され、すべてのインクツールの色を1カ所からアクセスして変更可能で、消しゴム(ポイント)、ルーラー、なげなわによりインク操作を簡略化できる。ファイルをOneDriveまたはSharePoint Onlineにアップロードすると更新内容が自動保存されるようになった。新たにOpenDocument形式(ODF) 1.3もサポートされた。

 Office 2021に含まれるExcelでは、左または右に位置するものを行単位で検索できる「XLOOKUP」関数、1つの数式を記述して値の配列を返す動的配列、計算結果に名前を割り当てる「LET」関数、配列またはセル内範囲で指定された項目を検索し、項目の相対位置や配列内の値を返せる「XMATCH」関数などが利用可能。

ODF 1.3をサポート

Excelの動的配列

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