その発想は無かった。何の話かと言うとクレープメーカーだ。時々フライパンでクレープを焼くのだが、その仕上がりはお店のものとは程遠い。料理スキルが乏しいため極厚で見た目が不格好なクレープしか焼くことができなかった。
だが逆転の発想とも言える新しい形のクレープメーカーを使えば、誰でも薄焼きのクレープを焼くことが可能に! しかも超簡単でめちゃくちゃ素早く作れる。ネットでこのメーカーを見つけた時には「その手があったか!」と驚かされた。売り出された当初はクレープ屋さんも度肝を抜かれたのではないだろうか。
・新スタイルのハンディクレープメーカー
いくつかのメーカーから同じような形のクレープメーカーが販売されているが、今回はアイリスオーヤマのものを1980円で購入。クレープメーカーにプラスして生地を入れる用の皿も付いていたことが購入の決め手だ。
このメーカーのなにがすごいかってその焼き方である。思いつきそうで思いつかない方法なので、最初に考えついた人はIQ200くらいあるのかもしれない。言葉で説明するより見て頂いた方が早いだろう。
材料を用意し、クレープメーカーの電源を入れて温める。
生地を入れた皿にクレープメーカーを浸して……
ひっくり返す!!!! めっちゃおもしろい!
なるほどなるほど、「注ぐ」のではなく「浸す」ことによって、無駄な生地を省いて薄いクレープを焼くことができるのだな。
自分で液を広げる必要も無いため、形もきれいで失敗知らず。しかも全体的に熱が伝わるためフライパンで作るときのような焼きムラが出ない。考えた人天才かよ!?
フライパンで焼いたクレープと比べてみると、そのクオリティーは一目瞭然。クレープメーカーで作ったほうは表面がとても綺麗でつやっつや!
焼き上がりのボリュームも全然違うし、なにより全体的に厚みが均一だ。そして生地が薄いため焼きあがる時間もめちゃくちゃ早い。というか、早すぎて何回か焦がしました。
欲を言えば温度の調整が出来たら良かったなぁ。でもその分、慣れれば短時間で大量のクレープを焼くことも可能だ。あのミルクレープだって簡単に作れちゃうぞ!
・購入前に注意すべきこと
たった2000円で簡単にお店のようなクレープが作れるハンディクレープメーカーにそこまでケチの付けようなど無いのだが、強いて言うならばデカイのだ、機械が。
名前に「ハンディ」だなんてついているから少し小さめなのかなと錯覚していたのだが、実際家に届いたときは想像よりかなり大きく感じた。ハンドルが折りたためないので全長は42センチもあるし、重量も0.7キロとそこそこ重い。収納スペースを確保してからの購入をオススメする。
また、丸洗いができないためお手入れは基本的に拭き取りになる。取り外して洗えないのは少し不便だし衛生的にも気にはなるが、クレープ生地は基本スルッと剥がれるのでそこまで汚れる心配はない。フライパンと違って焦げ付くこともないから、何枚でも連続で焼くことが可能だ。
お店のような薄いクレープに憧れのある人には是非一度使ってみてほしい。こんなに簡単にできるんだと感動すること間違いなしだぞ~!
参考リンク:楽天市場「クレープメーカー PCM-800-W」
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.