絵が描けなくてもスマホで漫画が描ける「World Maker」。少年ジャンプ+発

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 株式会社カヤックは、集英社のコミック雑誌「少年ジャンプ+」と共同で、漫画の絵が描けなくても、物語をビジュアル化することができるスマートフォン専用のWebサービス「World Maker」を発表した。利用は無料。

漫画ネームの作成から公開まで4ステップで

 スマートフォンでせりふやあらすじなどの「脚本」を書き、コマ割りのテンプレートから選択、背景やキャラクター、オノマトペなど約60万点の素材から自由に選んで配置するという3ステップで漫画のネームが作成できる。SNSに公開もでき、少年ジャンプ+編集部からのコメントがもらえることもあるという。

いらすとやの素材も使える

 素材は60万点用意され、主な内訳は、キャラクター57万8,550点(髪型7点×ポーズ95点×表情58点×アングル15点)、ふきだし33点、オノマトペ179点など。また、フリーのイラスト素材で有名な「いらすとや」の素材も約1万6,000点用意しているのが特徴だ。

 このサービスは、少年ジャンプ+副編集長の林士平(りんしへい)氏の「漫画をつくる人を増やすということをWebサービスで解決できないか」という発想から生まれたもの。林氏は「ネーム制作を支援するWebツールがあれば、パーツを選んで自分のイメージに近い漫画を創ることが出来るのでは」と考えてこのサービスをスタートさせた経緯がある。

 小学生から高齢者まで年齢を問わずに使ってもらえることを期待しているといい、現代の小学生の習い事事情、特殊な職業からの引退後の話など、漫画を表現方法の一つとして楽しんでほしいという。

 9月8日からクローズドベータ版をテストユーザー500人を対象に先行リリース予定で、現在公式Twitterでテストユーザーを募っている。なお、誰でも利用できるオープンベータ版は9月22日に公開予定。

 また、「第1回 World Maker ネーム大賞」もあわせて実施している。大賞では宇佐崎しろ先生と大石浩二先生に作画してもらったうえで少年ジャンプ+に掲載、さらに賞金30万円も贈呈される。詳しくは下記のツイートを参照されたい。

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