万波中正の声出し後「日サロ行きすぎだろお前」 日ハムで人種差別発言か…球団動画の一幕が物議

J-CASTニュース

   北海道日本ハムファイターズ・中田翔選手の暴行問題を受け、再注目を浴びている球団公式ツイッターによる「円陣動画」。

   コンゴ出身の父を持つ万波中正選手が声出し役を担った円陣では、チームメイトとみられる人物が「日サロ行きすぎだろお前」と発言した。野球ファンの間では、これが万波選手に向けられたものではないかとして、物議を醸している。


  • 日本ハム「円陣動画」が再び物議(画像はイメージ)

「万波がマジで可哀想」「人種差別にも見えますが」

   物議を醸しているのは、球団が21年4月11日にツイッターで公開した、試合前の円陣動画だ。この動画は、8月11日に中田翔選手がチームメイトに暴行を加え出場停止処分が下されたことを受け、野球ファンの間で「チームの雰囲気」を伝えるものとして、改めて注目を集めていた。

   声出し役の万波選手は「行きます!一昨日と昨日勝てて、今日勝てば3連勝ということで、全員で勝ちにいきましょう!」と張り切るも、周囲の選手は「いいの?」「なんでなんで?」「ひとりでやれお前」などと反応。万波選手は笑顔こそ浮かべるも「ひとりで……」と、困惑した様子だった。

   そうした中、動画を見た一部ファンは、円陣の際に聞こえてくる「声」に耳をたてた。前述のやりとりの最中、動画の21秒あたりで、万波選手の周囲からはこんな声が微かに聞こえてくる。

「日サロ行きすぎだろお前」

   直後には別の声で「それはまずいですよ」「その発言…」といった言葉が聞こえる。

   万波選手はアフリカ・コンゴ出身の父を持つ。ツイッター上の野球ファンからは、この「日サロ(日焼けサロン)行きすぎだろ」が、万波選手に向けられたものではないかとして、「さすがに酷すぎる」「万波がマジで可哀想」「人種差別にも見えますが」と批判の声が聞かれている。

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