先日、電車内広告を眺めていたら、埼玉県所沢市の狭山スキー場で「ウォーターフェス」なる夏季限定イベントが開催されていることを知った。どうやら夏にも滑走を楽しんでもらうべく、場内ゲレンデにウォータースライダーを設置しているらしい。ほほう、楽しそうだな。
さらに広告によると、ウォータースライダーの長さは220メートルで、服を着たままでもOKとのこと。いやいや「服を着たままウォータースライダー」なんて聞いたことがねえぞ……と思いつつ、山頂から一気に滑り落ちる爽快感はヤバいかも。ってことで、行ってきた!
・狭山スキー場「ウォーターフェス」
狭山スキー場は池袋駅から約40分、西武球場前駅から歩いて約3分の屋内型スキー場だ。リニューアルした「メットライフドーム」のスグ隣にある。
これまで同施設は冬季限定で営業していたが、2020年のリニューアルで山頂への移動手段をリフトからエスカレーターに変更。年齢制限をなくしたことで、夏季イベントを企画したという。つまりウォーターフェスは、2021年が初開催なのだ。
ちなみに入場料金は大人1200円で小学生以下は1000円。チケット代わりのリストバンドを巻いたらゲレンデへ。場内には3本のウォータースライダーが設置されていた。1本が山頂からのロングスライダーで、2本がゲレンデ中腹からのチョイ緩やかなファミリースライダーである。
さっそく「スノーエスカレーター」で山頂を目指す。たしかにリフトより手軽かもしれない。
・けっこう急かも
お、おお……ナメてたわけではないが、頂上に立ってみると意外と急勾配に感じる。けっこうダイナミックな斜面だ。聞けば、最大斜度は約15度とのこと。ここから220メートル直滑降するのか……そんなもん気持ちいいに決まってるだろ。
・ロングスライダー速ぇぇ
専用の浮き輪を貸してもらって順番を待つ。なお、今回は取材のために特別な許可を得て撮影しているが、滑りながらの撮影は危ないから禁止だぞ。また「服のままでOK」とは言われているものの、一応ビショ濡れになることを想定してゴーグルと水泳帽を着用しておく。
それでは……
行ってきますっ!
お、お、お、お、お……
速えええええええええええええええ!
待て待て待て
速過ぎィィイイイイイイイイイイイ!
マジで最高過ぎる。スピードもスリルも想像以上だった。ゴーグルと水泳帽はマジで無意味だったが……爽快感はMAX。楽しいいいいいいいいいい!
・憧れの選手に打たれることも
ちなみに、場内には西武ライオンズの選手パネルが展示されていて……
で、どうやらこのパネルを上手に使えば……
憧れの選手にジャストミートされている写真を撮ることも可能。ファンの方は、これを機に思いっきりホームランを打たれてみてはいかがだろうか。
・他にも色々
また、遊園地としまえんのハイドロポリス(プール)で使われていたチューブも使用できるぞ。ドーナツ型なので濡れてしまうが、としまえんファンは懐かしい思い出に浸りながら滑降してみてもいいかもしれない。
他にも子供たちが楽しめる「ずぶぬれタイム」や「泡まみれタイム」があったり、飲食コーナーや縁日コーナーも充実していた。イベントは2021年9月12日まで。夏休みの思い出にぜひ!
参考リンク:狭山スキー場「ウォーターフェス」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.