2021年7月30日(日本時間)朝現在、メジャートップの37本塁打をマークしているエンゼルス・大谷翔平は日本のみならず、現地米国でも「球界の主役」として連日、メディアに大々的に取り上げられている。
投打で見せるパフォーマンスが今後も期待される一方で、大谷を巡る審判の不可解な判定にも注目が集まっている。
大谷本人も思わず苦笑い
7月20日のエンゼルス戦で、「2番・指名打者」で先発出場した際に3打席連続空振り三振を喫したが、注目されたのは主審の判定だった。
7回2死二塁の好機で、1ボールから見送った外角のバックドアスライダーがストライクに。初回の打席ではボールと判定されたコースだった。さらにボールを1つ挟んだ後の、外角スライダーが再びストライクと判定。ベースをかすめているコースではなく、大谷は険しい表情で首をかしげる。5球目の内角低めのスライダーを空振りして三振を喫した。
大谷は11日のダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で登板した際も、日米を通じて初となる1試合2度のボークを取られている。5回2死一、二塁でプレートを外して二塁へ牽制の偽投で三塁塁審がボークを宣告。大谷は両手を広げて「WHY?」のジェスチャーをして何度も首をひねった。
プレートを外すよりも先に上半身が動いたのがボークの根拠と推測されるが、二塁への牽制偽投でこの規則を適用するなら、ほとんどの投手はボークになる。
この後、2死二、三塁から4球目を投じた際に再びボークが宣告された。セットポジションの制止が不十分とみなされた。大谷は三塁塁審を見つめ、苦笑いを浮かべながら首を何度も振っていた。