2021年7月23日から9月5日までの期間限定で、餃子専門店「大阪王将」がとんでもないものを世に解き放っている。テイクアウト限定商品の「無差別超級頂点君臨丼(税込み1880円)」だ。
総重量は1.5キロ。大阪王将史上最重量だという。無差別級の意味するところはよくわからないが、ネーミングとビジュアルから狂気とIQの低さが滲み出ているのは確か。最高じゃん。食ってみるしかねぇぇええええ!!
・1.5キロ
ということで近所の大阪王将にてゲット。手にして真っ先に思ったのは「重い」ということ。総重量1.5キロは伊達ではない。まさにペットボトルの水でも運んでいるかのような重量感だ。1杯の丼ものの重さではない。
袋から出すと、中には容器が2つ。「無差別超級頂点君臨丼」は、トッピングとライスがわけられており、自宅で自ら盛り付ける仕組みなのだ。
トッピングをそれぞれ見ていこう。まずは卵や紅ショウガ、マヨネーズなど。
その下にはトンカツ。
一番下の層には生姜焼き。
・不穏なライス
もう1つの容器には並々とライスが盛られている。1.5キロとされる重量の大半はこのライスのものだろう。
試しに量ってみたが、1キロまでしか量れないタイプだったため、重量オーバーとなってしまった。まあ、1キロ以上あるという時点で普通じゃないのでOKです。
ではさっそく盛っていこう……と思ったのだが、なんだろう? ライスから違和感を感じる。筆者のようなデブ特有のニュータイプ的閃きが、何かがおかしいと訴えている。これは……
そぼろが仕込まれてるぅぅぅううう!!
違和感を覚えてなんとなくめくってみたらこれである。恐るべし「無差別超級頂点君臨丼」。こんな奇策を用いてまでカロリーを摂取させようとするとは。筆者じゃなかったら見逃しちゃうね。
・盛り付け
それではいよいよ盛り付けていこう。めくったライスを戻し、まずは生姜焼きを乗せて
トンカツを乗せ
卵や紅ショウガも乗せて、旗付きのつまようじをブッ刺して完成だ。写真では伝わりにくいが、実際に目の当たりにすると「絶対に食いきれない」という確信を抱かずにいられない圧倒的ボリューム。
・終わらない戦い
ところでこの「無差別超級頂点君臨丼」だが、大阪王将によると
夏の様々なスポーツシーンの中で、「おうち観戦」を食とともに楽しんでいただきたい
という想いがあるそう。せっかくなので、ちょうど開催中のオリンピックの中継を見つつ「無差別超級頂点君臨丼」に挑んだのだが……
終わらない
オリンピックの競技は順調に結果が出て終了していくが、「無差別超級頂点君臨丼」は食っても食っても終わりが見えない。
複数のトッピングとライスの中に仕込まれた 肉そぼろ のおかげで味に飽きることは無いが、それ以前に胃袋が限界を迎えて試合中断不可避。
これを一気に食べきるには、ハードな大食いトレーニングを日々こなしていなければ無理な気がする。もはやエクストリームスポーツ。食いしん坊や大食い自慢勢にとっては、きっと挑みがいのある一品だろう。
分量的には普通の1日の食事量にも迫るほどな気がするので、ゆっくり食べたい方は複数人でシェアしたり、小分けにするのがおススメだ。