【激震】ケンタッキーを味変できる「ディップパック」を注文してみたら衝撃の事実が判明…! 消される覚悟で詳細を記す

ロケットニュース24

ケンタッキーフライドチキンは2021年7月21日、新商品『ディップパック』『ディップバーレル』を期間&数量限定で発売した。3種のディップソースによって、「オリジナルチキンやサイドメニューを “味変” して楽しめる」のが売り……らしいのだが。

遅ればせながら注文してみたところ、予想をブチ破る衝撃の事実が明らかになってしまったためお伝えしたい。ハッキリ言おう。これは企画の根幹を揺るがしかねない大事件である。本件について私(あひるねこ)も覚悟を持って記す。だから皆さんも覚悟を持って読んでくれ。

・ケンタの新商品

バーベキュー・マスタード・明太マヨの3種のディップソースが付いてくる『ディップパック(税込1900円)』と『ディップバーレル(税込3000円)』。調べてみると『ディップバーレル』は去年7月にも発売されており、その時は明太マヨではなくチーズが入っていたようだ。

今回、私が注文したのは初登場となる『ディップパック』。ソースの形状はマックのナゲットに付いてくるものとよく似ているが、手に持つとケンタの方が一回り大きい印象で、ソースの組み合わせは選べないとのこと。気になる内容はというと……


まずポテトSが2個。


ナゲットが5ピース。


カーネルクリスピーが2ピース。


骨なしケンタッキーが2ピース。


オリジナルチキンが2ピースとなっている。

見て分かる通り、ケンタの主力メニューを網羅したような内容だ。並べてみると……うむ、なかなかの物量なり。ボリュームに関しては文句なし。あとはこれらを好き放題ディップして、好き放題楽しめばいいんだな。

・ディップフェス

というワケで、さっそくナゲットをつまんで試してみたい。マスタードは、まあ安定のウマさ。「マズいはずがないでしょう、常識的に考えて」とでも言いたげなクールな辛みと酸味である。

続くバーベキューは、マックのバーベキューソースを想像すると、少々肩透かしを食らいそうな味だ。こちらはもっと甘みがおさえられたスモーキー風味。マックのバーベキュー好きとしてはムムムながら、妻は3つの中で一番おいしいとのこと。評価が分かれるフレーバーである。

一方、みんな大好き明太マヨ選手。やはりポテトとの相性の良さは無類で、個人的には細身のシューストリングよりも、ケンタの太めのポテトがよくマッチするように思う。初めて食べたけどケンタのディップ最高じゃん!


ところが……。


ポテトとナゲットで勢いに乗る私は、当然、他のチキンにもディップソースをつけてみた。カーネルクリスピー、骨なしケンタッキー、オリジナルチキンに、それぞれ3つのソースをつけて食べてみた。その結果……


うん、なるほど。なるほどね。


でもなんつーか……


ソースない方がウマくね?


・衝撃の事実

そうなのだ。ポテトとナゲットはいい。しかしそれ以外のチキンは、ソースをつけずに食べた方が圧倒的にウマい。特にソースなしのオリジナルチキン、激ウマ! オススメはそのまま食べること! ノーディップ最高!!

先述したように、別にソースがマズいと言っているワケではない。オリジナルチキンを筆頭に完成されまくったケンタッキーの前では、ディップソースなど蛇足に過ぎないというだけの話なのだ。思い出してほしい。俺たちはケンタの “あの味” が恋しくて、“あの味” に会いたくてケンタを買っているんじゃないのか?

・初心にかえれ

そう、フライドチキンならたくさん食べてきた。ケンタッキーより上等な鶏料理だってそれなりに食べてきた。だがしかし! ケンタのチキンのあの独特の味には、ケンタに行かないと触れられないのだ! カーネルおじさんの家に遊びに行かないと絶対に味わえないのだッ!!

そういう意味では、ケンタのチキンにソースをディップするという行為は、カーネルおじさんを家から引きずり出してフェスの会場にブチ込むようなものだろう。いや、たしかにフェスは楽しい。でもな……年齢考えろや……! おじさん言ってるけど実質おじいちゃんやぞ……!!

・そのままでいい

ケンタッキー、それは唯一無二の個性。足し算の余地もなければ引き算の余地もない。無論、余計なソースなど不要だ。ありのままの姿を受け入れ、11種類のハーブとスパイスが織りなすハーモニーに酔いしれるがヨロシ。それがケンタッキーの正解なのだ。

ただ……皆さんお気付きの通り、私のこの主張は『ディップパック』及び『ディップバーレル』の存在を真っ向から否定するものであり、実を言うと先ほどから手の震えが止まらない。もし、万が一、私の記事の更新が途絶えたら、カーネルおじさんに消されたと思っていただきたい。それでは……。

参考リンク:ケンタッキーフライドチキン
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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