ソラコム、アイ・オー製LTEルーター「UD-LT2」の販売を開始し、活用ガイド「IoT DIY レシピ」も公開 

INTERNET Watch

 株式会社ソラコムは3月6日、同社の直販サイト「SORACOM IoTストア」においてアイ・オー・データ機器の産業用LTEルーター「UD-LT2」の販売を開始した。価格は2万7280円。あわせて、同製品の活用情報を解説するコンテンツを「IoT DIYレシピ」としてウェブサイトで公開した。

 UD-LT2は、モバイル/固定回線の両方に対応するM2M(機器間通信)ルーター。モバイルと固定回線による回線冗長化やスケジュールや死活監視による本体と通信モジュールのリブートおよびリセットによる自動リカバリー機能を持つため、遠隔地や無人拠点でも安心して利用できるという。SORACOMサービス利用料1000円分のクーポンが付属する。

 UD-LT2は遠隔地にある機器のリモートメンテナンスで実績があり、ソラコムが取り扱うIoT向けデータ通信SIM「SORACOM Air for セルラー」を使用したデバイスに、SORACOM Air for セルラー向けのリモートアクセスサービス「SORACOM Napter」とUD-LT2を組み合わせると、少ない設定で必要なときだけリモートアクセスできる環境を構築できる。さらに、アクセス履歴を保管する監査ログ機能もオプションで利用できるとしている。

UD-LT2の利用イメージ

 ソラコムでは、IoT活用シーンごとに必要な機材一覧と開発方法を記載した手順書「IoT DIYレシピ」を無料公開しているが、UD-LT2を使ったIoTレシピ「リモートのログを安全に取得」を3月6日に公開した。遠隔地にあるパソコンやネットワーク機器にリモートアクセスする方法を、必要な機材一式と手順をステップごとに解説する内容となっている。

IoTレシピ「リモートのログを安全に取得」

 UD-LT2を利用するIoTレシピとしてもう1件、「IoTで、PLCを安全に遠隔メンテナンス」も公開。工場でニーズが高い産業機器制御のPLC(Programmable Logic Controller)をIoT化しリモートアクセスできるようにする手順を解説した内容で、PLCユニットはKEYENCE「KV-8000」と三菱電機「MELSEC-L シリーズ」の2つに対応している。

Source

タイトルとURLをコピーしました