福岡県アンテナレストランは、食を中心に福岡県の多様な魅力を発信する拠点として、「福扇華(ふくおか)」という店名で2018年に東京都千代田区麹町にオープン。今回、日本を代表する和食の老舗「株式会社なだ万」が新たな運営事業者となり、2023年1月26日(木)に「麹町なだ万 福岡別邸」として再オープンを迎える。オープンに先立ち1月23日(月)、報道関係者向けにメディアレセプションが実施された。
■我が県の魅力を発信したい – 福岡県 服部知事
イベントは、福岡県知事 服部 誠太郎氏の挨拶から始まった。
服部知事によれば、同県は天然の真鯛が有名であり、水揚げ量は全国で1位、2位を争うという。ヤリイカ、とらふぐ、有明海苔、博多和牛、博多地鶏、あまおう(苺)など、食材の宝庫でもある。
「麹町なだ万 福岡別邸」では、そうした同県の食材をふんだんに使用した料理ともに、同県の地酒を味わえるところが大きな魅力だ。
福岡県 服部知事は、「今後、我々は「麹町なだ万 福岡別邸」を拠点として、福岡の食はもちろん、伝統、歴史、文化、そして観光など、様々な我が県の魅力を首都圏の皆様を中心に発信をして参りたいと思っております。」と語った。
福岡県知事 服部 誠太郎氏が語る!福岡県アンテナレストラン「麹町なだ万 福岡別邸」オープンまでの経緯と魅力
YouTube:https://youtu.be/tS0g27s_G7Y
■新しいことに挑戦することで、料理の幅も広がる – なだ万 巻木社長
引き続き、株式会社なだ万 代表取締役社長 巻木通浩氏から挨拶があった。
「麹町なだ万 福岡別邸」は、なだ万としては初めての地域に特化したレストランだ。社是である「老舗はいつも新しい」にふさわしい、新たな挑戦で、福岡県の食材・料理の魅力を東京都内・麹町から発信する。
「麹町なだ万 福岡別邸」の開業を記念し、なだ万の日本国内と香港のレストランでは『福岡県 料理フ
ェア』を開催する。国内では福岡県の食材を使用した一品料理と、香港は福岡県産食材と郷土料理を
織り交ぜた特別コースを用意する。
なだ万 巻木社長は、「福岡県の魅力を、私どもの料理を通じて、しっかりとアピールしていきたいと考えております。『老舗はいつも新しい』というの社是を心の片隅において、我々は行動しております。新しいことに挑戦することで、料理の幅も広がっていきますし、我々の力もついてくると思い、今回、運営を引受けさせていただくことになりました。」と語った。
株式会社なだ万 代表取締役社長 巻木通浩氏が語る!「麹町なだ万 福岡別邸」への想い
YouTube:https://youtu.be/HxuhgbiFfwE
■「食の王様は福岡」との想いがある – 書家・芸術家 紫舟氏
店名の「福岡別邸」の書は、世界で活躍する書家・芸術家 紫舟氏によるデザインだ。
紫舟氏は福岡県を愛するあまり、2カ月に1回ぐらいの頻度で、同県で制作合宿をおこなっている。今回の書も、合宿で完成させたとのこと。
「上品さ」「福岡の勢い」「力強さ」、この3つを「福岡別邸」の書に入れて欲しいとの要望が福岡県からあった。そこで、どっしりとした力強さと、ときどき見られる跳ねや掃いにより、跳ねるように書をしたためた。
書家・芸術家 紫舟氏は、「私の中では、『食の王様は福岡』との想いがありましたので、『田』の中に『王』という字が潜んでおります。これを言うと書き直しになると思いまして、こっそりと秘めておりました。ここから日本中に福岡の魅力を発信して行けたらよいなと思っております。」と語った。
世界で活躍する書家・芸術家の紫舟氏が語る!『食の王様は福岡』、「福岡別邸」の書に込められた想い
YouTube:https://youtu.be/k_JH4ClRQZE
■福岡県食材を使用した秀逸な料理を堪能
レセプションでは、なだ万が手掛ける福岡県食材を使用した料理をいち早く試食することができた。
どの料理も食材が活かされており、美味しかった。
博多和牛は、やわらかくてジューシーな美味しさがある牛肉だった。
店内は福岡県産木材をふんだんに使用し、工芸品を展示するなど、料理以外の面でも福岡県の魅力が伝わるよう工夫されている。また定期的に地域ごとのフェアを展開するなど、観光促進にも繋がるような魅力発信の取り組みを重ねていく予定だ。
店内壁面装飾には、大川組子、久留米絣、博多織が飾られ、机と椅子は福岡県産の栴檀(センダン)を使用し、個室の畳は掛川畳を使用するなど、空間としても福岡県の魅力を伝える工夫がされている。
福岡県東京事務所 副所長 徳本裕子氏が語る!福岡県アンテナレストラン「麹町なだ万 福岡別邸」の魅力
YouTube:https://youtu.be/OByUi6RldNU
「麹町なだ万 福岡別邸」は福岡県食材を使用した料理を味わえるだけでなく、同県の伝統や文化を知ることができる。今後は、定期的に地域ごとのフェアを展開するなど、観光促進にも繋がるような魅力発信の取り組みを重ねていくとしている。興味を持った人は、同店を訪れてみよう。
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