動画配信ソフト「OBS Studio 28.1」が11月1日に正式リリースされた。このバージョンではNVENCによるAV1エンコードをサポートしている。
GeForce RTX 40シリーズのビデオカードはデュアルAV1エンコーダを搭載しており、最大で8K/60fpsのゲーム録画が可能となっている。OSB Studio 28.1では10月に公開したベータ版の段階でAV1エンコードをサポート。NVENCによるAV1エンコード機能はGeForce RTX 40シリーズでのみ行なえる。今回はこれが正式に実装された形となる。
動作環境の制限もベータ版と同様。AV1エンコードはOBSのデフォルト設定にあたるNV12とP010カラーフォーマットでのみ動作し、詳細出力モードのリスケールにも対応していない。
このほかNVENC使用時のプリセットの分割(プリセット、チューニング、マルチパスモード)、P1~P7プリセットの設定(数字が高ければ高いほど高画質)、遅延と品質のチューニング機能の追加、Windows 11 22H2でDirect3D 9のゲームが正しくキャプチャされない不具合の修正などが適用されている。
なお現在は2日付けでHotfixを適用した28.1.1が配信されている。このHotfixでは、基本出力モードでNVENCのプリセットが正しく移行されない問題と、NVENCのBフレーム数をデバイスがサポートしている数よりも多く設定するとエンコーダが起動できなくなる問題を修正した。
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