“ヘリ通”、ニューヨークで実現されてしまう

東京でも、ぜひ。

今年1月から渋滞緩和のために通行料が導入されたマンハッタンで、富裕層向けの通勤サービスの登場です。

ニューヨークなどでヘリコプター便を運航するBlade Urban Air Mobility(ブレード・アーバン・エアモビリティ)社が、マンハッタンのオフィスで働く人向けに、ヘリ通勤のサービスを開始しました。通勤客は年間195ドル(約3万円)の定期券を購入すると、1フライトあたり95ドル(約1万5000円)でニューヨーク発着便を無制限に利用可能

定期券を持つ利用者は、ニューヨークのケネディ空港もしくはニュージャージーのニューアーク・リバティー国際空港に車を停め、そこからマンハッタンのハドソンヤード地区にある同社のヘリポートまで、わずか5分で直行できます。車通勤だと約1時間半程度かかる距離ですから、超時短通勤が叶うことに。

今後は排ガスを出さない電動ヘリに移行する計画もあり、そうなればより多くの利用者にフライトを提供できるようになるそうです。

マンハッタンでは以前から交通渋滞が問題となっており、最近になって通行料が導入されました。日中、セントラルパーク以南の地区に入る車は9ドル(約1400円)が課せられるため、「どうせ料金をとられるなら、ヘリで行っちゃうか!」なんてのも、ニューヨークの富裕層ならアリなのかも?

日本の満員電車と比べるととっても快適そう。仕事が終わって、マンハッタンの夜景を見ながらのフライト通勤、なんて素敵なんでしょう。でも、空港やヘリポートまでは自力で移動しなきゃいけないわけですね。そういうツッコミどころが残っているのも、大らかで好きです。

Source: Bloomberg