食欲の秋! 実りの秋! 秋は果物の美味しい季節ですなあ。巷では、さつまいもを使ったスイーツ商品が続々と登場し、今では年中食える栗を使ったモンブランもこれからが本番。栗といえば、「栗ごはん」を食べられるのもこの季節の楽しみのひとつである。
ところで、栗ごはんはあるのに、同じく秋の果物、柿を使った「柿ごはん」はあまり聞かない。そもそも米と一緒に炊いて美味いのか? 気になったので実践してみた!
・栗ではなく、柿ごはん
そもそも柿ごはんのレシピは存在するのだろうか? 調べたところ、すぐに見つかった。名古屋のお米ブランド「ヤマトライス」のサイトに紹介されていた。それによると、とてもカンタンに作ることができる。
材料は米・柿・水・酒・塩・黒ゴマ塩だけ。詳しい分量については、ヤマトライスのサイトで確認頂きたい。
皮をむいて種をとった柿を乱切りにして……。
水・酒・塩・米と共に柿を炊飯器に投入。あとは通常通りの炊飯を行う。
あとは炊き上がるのを待つだけだ。
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~~~ 45分後 ~~~
はたして、ちゃんと炊き上がっているのか? 柿はどうなった!?
おお~! ちゃんと炊けていた~!! 柿のあま~い匂いがするぞ。
使用した柿は果肉の硬い「次郎柿」である。見るからに柔らかくなっているようだ。
お茶碗に盛って黒ゴマ塩をかけて完成です。味はどうかな?
ひと口食べると、柿の果汁を吸ったごはんはほのかに甘い。ゴマ塩を振りかけることによって、その甘さが一層引き立っている。香りづけのお酒は柿と相性がいい。やわらかく香る酒の風味が食欲をそそる。
ただ、加熱した柿を食べることはあまりないので、フニャフニャとした果肉の食感に多少違和感もある。きっと食べ慣れないせいではないだろうか。編集部のメンバーにも食べてもらったら、一様に好評だった。
買いすぎた柿を持て余してしまったら、柿ごはんにすることをオススメするぞ。