Windows 3.1で動作するAIチャットボットが登場して話題になっている。
「WinGPT」は、OpenAIのAPIを利用し、Windows 3.1上で動作する16ビットのAIチャットボット。今から30年以上前、1992年リリースの古いOSでAIチャットボットが動作するというだけでも驚きなのだが、ユニークなのは回答自体も1992年時点のデータをもとに行ってくれること。例えばお勧めのウェブブラウザーを尋ねると、最もシェアの高いNetscape Navigatorをお勧めしてきたりするといった具合だ。現在が1992年であるという仮定のもとに答えるようプロンプトに組み込まれているとのことだが、それによって以降の30年余りが存在しないかのように振る舞うという挙動が面白いところ。UIもWindows 3.1ならではのレトロ感にあふれ、アイコンも32×32ドットで描かれたこのAIチャットボットだが、16ビットということで、現行の64ビットのWindowsでテストしようとしても動作しないとのことだ。