2023年6月11日に放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」第22話で、騎馬隊の演出をめぐり、視聴者の間で賛否の声があがっている。
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NHK「どうする家康」公式サイトより
迫りくる騎馬隊に向かって鉄砲を放つ
今回のエピソードは、長篠城をめぐって織田信長・徳川家康連合軍と武田勝頼軍との間に起きた長篠・設楽原の戦い。徳川家康(松本潤さん)は、馬防柵を作るばかりの織田信長(岡田准一さん)に不満を抱き、武田の背後から夜襲をかけることに。作戦は功を奏し、武田勝頼(眞栄田郷敦さん)軍のほうから攻撃をしかけてくる。
兵力で大きく劣る勝頼だが、「目の前に、信長と家康が首を並べておる。このような舞台はもう二度とないぞ」と自軍を鼓舞。戦国最強と呼ばれる騎馬隊とともに設楽原へ。一方、織田軍はこの瞬間を待っていたとばかりに、迫りくる騎馬隊に向かって鉄砲を放つ。「三段撃ち」で3000丁もの鉄砲を使用し、武田軍は敗戦。壮絶な戦場を目にした家康の息子・信康(細田佳央太さん)は「これは、なぶり殺しじゃ…」と唖然とするのだった。
インターネット上では騎馬のCG技術をめぐり意見が割れた。ツイッターでは、
「CGなもんだから馬の首の動きがみんな一緒…」
「武田騎馬隊の馬CGがひどすぎて、あそこまで稚拙ならもうあのシーン馬入れないほうがよかったのでは」
などと、映像の違和感を指摘する声があがる一方で、
「武田騎馬隊の馬CGは確かに苦笑してしまったけど、あれだけの馬がそもそも用意出来ないし、でも迫力は出したいしで妥協案かなとは思いました」
「確かに馬のCGは拙いが、馬に優しい撮影をしてくれてありがとう」
などと、撮影用の馬に配慮する声もあがった。