Oura、睡眠スコアなどの健康データを共有できる「サークル」機能を導入

CNET Japan

 友人が昨夜どれほどよく眠れたか、知りたいと思ったことはないだろうか。本人の口から聞くだけでなく、それを証明するデータがもらえるとしたらどうだろう。Ouraが米国時間6月7日、スマートリング「Ouraリング」のアプリ向けに発表した新機能「Ouraサークル」を使うと、最大10個の「サークル」でさまざまな健康関連データを共有できるようになる。

Oura Ring
提供:Scott Stein/CNET

 Ouraサークルでは、ユーザーが家族や友人をサークルに招待することで、招待に応じたメンバー(1サークルにつき最大20人)と、「コンディション」「睡眠」「アクティビティ」の各スコアを共有できる。サークルごとに共有するデータの種類を選べるため、特定のサークルで他のサークルより多くの情報を共有することもできる。

 3つのスコアは、体温、心拍数、血中酸素濃度など、Ouraリングが収集する健康関連データを集約したものだ。Ouraは今後、他のデータも共有できるよう機能を拡充していく予定だとしている。

 Ouraサークルを使うには、Ouraアプリを開き、メインメニューから「サークル」を選択する。サークルに名前を付けて、共有したいスコアを設定したら、共有するデータを日々のスコアにするか、週平均のスコアにするかを選択することもできる。作成したサークルに家族や友人(ただし、Ouraユーザーに限る)を招待するには、ワンタイムリンクを作成して、メールやSMSで送信する。

 サークルの設定が済んだら、メンバーのスコアを見たり、絵文字で「リアクション」したりできる。スコアが常に表示されるようにするには、メンバー全員がリングを同期させる必要がある。

提供:Oura
これらの絵文字を使ってリアクションできる
提供:Oura

 自分の健康関連データを収集したい人(健康的なライフスタイルを他の人に自慢したい人もいるかもしれない)にとって、Ouraのサークル機能は、他のOuraユーザーと一緒にそれができる優れた方法だ。

 ブログ記事によると、Ouraはサークル機能を、互いのことを確認し合ってつながるための新たな方法と位置付けている。睡眠やメンタルヘルス、身体的疾患に影響を及ぼすとされる「ロンリネス・エピデミック」(孤独という伝染病)が広がる中、こうしたつながりは公衆衛生上の目標としてますます重要性が増している。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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