ダイソンは、ダイソン日本法人設立25周年を記念し、「Dyson Japan 25th anniversary Press conference」を5月23日に実施した。カンファレンスでは、新製品「Dyson 360 Vis Nav ロボット掃除機」「Dyson Zone 空気清浄ヘッドホン」「Ceramic Pop(セラミックポップ)ヘアケア製品」を紹介。また、ダイソンの創業者兼チーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏と、チーフエンジニアのジェイク・ダイソン氏が25年の歩みを語った。
チーフエンジニアのジェイク・ダイソン氏(左)とダイソンの創業者兼チーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏(右)。2人は親子
壁ぎわもキレイにするロボット掃除機「Dyson 360 Vis Nav」
今回のプレスカンファレンスで紹介された新製品のうちの1つ「Dyson 360 Vis Nav ロボット掃除機」は、ダイソンが実に4年ぶりに発売するロボット掃除機だ。直販価格は18万9200円。モーター技術や集じん性能といった基本性能には、同社がこれまでコードレスクリーナーで培った技術を活かしている。
「Dyson 360 Vis Nav ロボット掃除機」はD型のフォルムと薄型なボディが特徴
モーターは毎分最大11万回転する「Dyson Hyperdymiumモーター」を備え、パワフルに吸引する。
メインのブラシは「トリプルアクションブラシ」。これは、大きなゴミを取り除くソフトなナイロンブラシ、静電気を抑えつつ床の溝のほこりをかき集めるカーボンファイバーブラシ、カーペットの奥からゴミを掻き出す硬いナイロンブラシの3種類のブラシで構成されている。これにより、家の中のゴミを取り除く。
こだわりが詰まったメインブラシに掃除機メーカーらしさを感じる
ブラシが大きく本体横幅いっぱいに配置されている
Dyson V12 Detectなどでおなじみの「ピエゾセンサー」も搭載。オートモードに設定するとゴミの量が多いと検知するとパワーをアップさせるなど、ゴミの量に応じて吸引力を自動で調節する。
本体の横には「エッジノズル」という小さなブラシ状のパーツがあるが、これが壁ぎわを掃除する時に「ピュッ」と飛び出し、壁ぎわのホコリをキレイにしてくれる。
この赤いパーツが「エッジノズル」。壁ぎわを掃除するときに飛び出す
ゴミ捨ては、ボタンを押せばワンタッチでクリアビンの底が開く。これはスティッククリーナーと同じような仕組みだ
本体にはHEPフィルターを備えており、排気のキレイさにも配慮している
26個のセンサーを搭載し、障害物を回避する。前モデルよりもより遠くまで検知するほか、壁際のホコリも検知する。天面には魚眼レンズ(写真)を搭載する