ジャンボ! 最近はリクエストボックスに届いた質問に答える回が多いけど、ちゃーんとポテロール(ポテト屋さんパトロール)は続けているよ。
今回行ってみたのはフリガム地区にある「クキト(KUKITO)」というハイセンスなレストラン。店の外観、どうだい? 本当にオシャレだろ?
だけど店内はもっとすごい。
どん!
オス鶏だらけなんだよね。よく見ると、お店のシンボルマークもオス鶏をモチーフとしたデザインだ。そこでオレは気になった。
「一体なぜ、店にオス鶏の絵ばかりを飾るのか?」と。疑問に思ったことはすぐに質問。店員さんに尋ねてみた。
──すると彼はニヤリとしながらこう言った。
店員「それは多くの顧客を引き付ける兆候だからじゃないのかな(ニヤリ)」
「多くの顧客を引き付ける兆候」……。なんだか難しい言葉だけど、要するに「多くのお客さんが鶏を好きだから」ってことだと思う。
・実はケニア人はチキンが好き
たしかにケニアには鶏肉(チキン)を好む人は多い。なぜかマサイ族は鶏肉を食べないらしいけど、ケニア人は鶏肉が好きだ。
かつては丸亀製麺でおなじみのトリドールが「テリヤキジャパン」ってテリヤキチキンの店をナイロビに出して、なぜか「焼きうどん」が大流行するという謎ムーブメントもあったが、そのくらいチキンが好きなんだ。
だが、実はオレ、チキンがあまり得意ではない。マサイ族じゃないんだが、どーもチキンは得意じゃないんだ。
なので注文したのはポテトだけ。価格は150kes(約147円)。
そのポテトは非常によく詰まっており、さらにとても良い香りがした。そのまま食べても美味しかったけど、塩やトマトソースを入れたら味変して、より甘くて素敵になった。
しかし、いくつかのポテトの中には「硬すぎる粒子」が入っていたので、そこはマイナスポイントではあるけれど、食べ終えても胃には何の異常もなかったし、お腹も壊さなかったので合格としよう。
この『クキト(KUKITO)』は、ローカル向けではなくミディアム層向けであるので、日本人旅行者でも安心して利用できると思う。キレイだし。オシャレだし。オレは好き。また行きたい。鶏肉はそこまで好きじゃないけれども。クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.