有料版の支払いを拒否して認証バッジを剥奪されたニューヨーク・タイムズのTwitterアカウントだが、早くも認証バッジ付きの偽アカウントが登場した。
世界24位にあたる5500万人ものフォロワーを抱えるニューヨーク・タイムズのTwitterアカウントは、認証バッジを維持するための有料版への加入を拒否。Twitter社から4月2日付で認証バッジを剥奪される事態となっていた。今回の偽アカウントはその直後に登場したもので、ニューヨーク・タイムズと同じ名前およびアイコンを用いつつ、名前の横には青い認証バッジが付与されており、見た目には本物と誤認しかねない状態。実はこれ、青い認証バッジを所有しているインフルエンサーが面白半分に名前およびアイコンを変更したもので、現在はすでに元の状態に戻されているのだが、なりすましを防ぎたければ有料版に加入して認証バッジを保たなくてはいけないというTwitter社の方針を体現したようなもので、その危険性を訴えるかたちとなっている。認証バッジの有料化はこの4月1日から始まっているが、今回のような面白半分ではなく、悪意を持ったなりすましがいつ出現してもおかしくない状況だ。
