GAグループ、M&A仲介DXサービス「MtechA」開始–グループ初不動産以外の事業に参入

CNET Japan

 GAテクノロジーズは3月1日、グループ内の新規事業として、M&A仲介DX事業「MtechA(エムテカ)」正式サービスの提供を開始した。

「MtechA(エムテカ)」
「MtechA(エムテカ)」

 本サービスは、GAグループが展開するネット不動産マーケットプレイス「RENOSY(リノシー)」、不動産DX事業「ITANDI(イタンジ)」に続く新事業で、2022年8月1日に「株式会社MtechA」を設立し、開発を行ってきたもの。

 GAテクノロジーズによると、日本における中小企業の経営者の高齢化、および後継者の不足は、日本のGDP低下や優れた技術と雇用機会の損失につながるとし、M&Aが事業継承の選択肢となるような、制度の改正やガイドラインの策定などが実施され、国内M&Aの件数は増加傾向にあるという。

 その一方で、M&Aの業務やプロセスはアナログで属人的なものが多く存在している。今回の新規事業への参入は、GAグループが不動産DXを推進してきた実績をもとに、M&A仲介領域にテクノロジーを持ち込むことで、取引の透明性と良質化を図ることが狙いた。

 MtechAでは、不動産を賃貸、売買するために必要な手続きを全てオンライン上で完結可能にした企画、開発力や、不動産仕入れ業務を3分の1に削減した、自社AI研究組織の研究開発体制を活用したサービスを提供する。

 すでに、M&A仲介企業のコンサルタントやM&AプラットフォームのプロダクトマネージャーがMtechAに参画しており、M&A業界や実務を熟知した人材と、GAグループの開発力により、経営者など顧客が真に求めるサービスやプロダクトを提供するとしている。

 事業譲渡後の経営者向けには、RENOSYを活用した資産運用のサポートが可能。RENOSYは、都心部の中古コンパクトマンションや一棟アパート、海外不動産など豊富なラインナップを提供しており、住宅の購入や賃貸、土地活用に関する悩みについても、一気通貫でサポートできる体制となっている。

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