わお！ 珍しくちょっと興奮しちゃった。2023年が始まってから卵とじないカツ丼を猛烈に追っている私（中澤）。中でも、卵が卵焼きとなっていてタレが鰻丼かよってくらい濃厚な焼きカツ丼が好きなのだが、これの相場は大体1100円～2000円くらいだった。
しかし、この度、流行りのちょっと上等な焼きカツ丼味なのに1000円の丼に出会ったのである。こいつはコスパ良いぞ！ 私がそう思ったのは渋谷『海老山』だ。
・海老山のかつ丼
その名の通り、海老かつ丼を推している『海老山』。たまに、まとめ記事などで見る名前なので、いつか行ってみたいとは思っていたものの深くリサーチしていなかった。
っていうか、そこまで海老かつ丼に惹かれなかったのが本音である。そのため、今回の初来訪でも、とりあえず「かつ丼（1000円）」を注文しちゃったわけだ。すみません、保守的で。と思いきや……
とじてない。
ほー！ 良いじゃないか。とんかつは丼からはみ出しそうなくらいしっかり乗っていて、卵も半熟部分を残す焼き加減。食べてみると、タレはトロッと濃厚な甘みがあり、卓上に置かれた山椒とも相性バッチリ。完全に流行りの焼きカツ丼の味である。これが1000円は安い。
・とんかつは薄めだが
唯一、第一印象で1000円を感じた点と言えば、とんかつが薄めなことだが、ゆえにクリスピーな食感があり、これにはこれの良さがある。
なにより、かつを追加でトッピングしても1350円。卵追加しても1450円。トッピングありきで丼をカスタムするという考えでも安い。今度来た時は海老かつ丼にかつ追加してみたいな。いや、まずは、ダブルかつか？
と、思わず次回のことをシミュレートしてしまった。メニューは少ないが、それくらいの深みと楽しみがある店である。
・満足度は高い
今のところ、安いものは安いなりの味となっている焼きカツ丼界において、この店はかなりライン際を攻めていると言えるのではないだろうか。価格と味のバランスが絶妙に良い。行列もないしな。
海老かつ丼がメインすぎるゆえに、焼きカツ丼店としてノーマークだった『海老山』。しかし、こういうのこそコスパ良い感じがする。普段渋谷にはあまり行かないが、海老山に来るためにまた来るのも悪くない。また1つ、カツ丼の深海に新たな星が輝いた。
・今回紹介した店舗の情報
店名 海老山
住所 東京都渋谷区東2-23-6
営業時間 11:00～21:00
定休日 無休
執筆：中澤星児
Photo：Rocketnews24.
