米Microsoftは21日(現地時間)、BingのAIチャット検索における開発経緯や独自のAIモデル「Prometheus」について、公式ブログで発表した。
ブログによると、同社はOpenAIとGPTモデルを共有した昨年夏以降、GPTとBing検索サービスの統合について検討を開始し、Prometheusの開発に至ったという。
Prometheusは、Bingのインデックス/ランキング/検索結果とOpenAIの最新GPTの推論機能を組み合わせた同社独自のAIモデル。本モデルの仕組みは、ユーザーからチャット(クエリ)が来ると、Bing Orchestratorというコンポーネントが内部クエリを繰り返し生成し、生成された内部クエリから適切なものが選択され、対応するBingの検索結果とともに回答が導出されるというもの。
この仕組みは「グラウンディング」と呼ばれており、同社はPrometheusの改善を続け、よりリッチで魅力的なUXを提供できるようにしつつ、不正確な情報や有害なコンテンツを減らすことを目指すとしている。
このほか同社は、従来の検索とAIチャット検索をひとつのインターフェイスに統合した新たなUXを公開した。新UXでは、従来の検索モードとチャットモードをスムーズに切り替え可能だという。
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