野村不動産「LABO ZONE」備えた「プラウドギャラリー新宿」–複数物件扱う大型拠点に

CNET Japan

 野村不動産は、新築分譲マンションシリーズ「プラウド」の販売拠点として、「プラウドギャラリー新宿」を2月18日にオープンした。都心エリアの物件を複数取り扱う大型拠点になり、ヴァーチャル音声案内、プロジェクションマッピング等で新たな顧客体験を提供する「LABO ZONE」を備える。


「プラウドギャラリー新宿」の商談スペース

商談スペースではVR模型でマンションの外観などを見られる

 プラウドギャラリー新宿は、東京都新宿区西新宿の新宿野村ビルの35階に設置。現在、プラウド阿佐谷南二丁目、プラウド王子神谷の2物件を取り扱っており、今後は城西エリアを中心に、10物件以上をカバーする大型拠点になる計画だ。

 ギャラリー内は「商談」「LABO」ゾーンのほか、2つのコンセプトルームとワーキングスペースなどから成り、環境音を織り交ぜながら流すスピーカーや天然由来のアロマを発生する装置など、快適な空間作りを推進。来場者ごとにタブレットを渡し、これまで分譲した物件写真などの閲覧ができるほか、主要な大規模物件等のVR体験を提供するなど、ペーパーレス化も進める。

 LABOゾーンでは、ヴァーチャル音声案内やタッチモニターを多用し、来場者が能動的に情報を取得できる仕掛けを組み込む。マンション大規模修繕長周期化への取り組み「アトラクティブ 30」、省エネ、省コストを実現するエネルギーシステム「enecoQ(エネコック)」など、入居後の暮らしをサポートするアフターサービスをデジタルと実物の2つで展示し、理解を深める。


「LABO ZONE」。3面スクリーンへのプロジェクター投影などデジタルを活用し、来場者が能動的に情報に触れられるスペースを目指したという

 排水システムを変えることで、自由度の高いキッチンレイアウトを実現する「ミライフル」の体感コーナーでは、キッチンの模型をディスプレイ上に置くと、置いた場所に合わせた間取りがスクリーン上で映し出され、3面スクリーン等を用いて、実際の間取りの変化を体感できる。


「ミライフル」の体感コーナー。3面スクリーンへのプロジェクター投影で、間取りの変更を体感できる

 コンセプトルームは70平方メートル台の3LDKと100平方メートル台の1LDKの2つを用意。コロナ禍を経て、オンライン接客やウェブサイトを使っての情報収集が増えていく中でも「実物をイメージしてもらい、質感などを感じてもらうためにも実際に見るスペースは必要」との思いから設置しているという。


70平方メートル台の3LDKのコンセプトルーム

100平方メートル台の1LDKのコンセプトルーム

 エレベーターホール、共用廊下、商談ブース等の内装材には国産木材、オフィス内執務スペースの床には再生材を採用するなど、環境負荷低減を意識。受付スタッフは、植物由来の素材「バイオ PET」の制服を着用しているという。

 野村不動産では、すでにマンションギャラリーの拠点化を進めており、愛知県名古屋市などに設置済み。プラウドギャラリー新宿は、池袋のギャラリーが2022年末に閉鎖したことを受け、移転したもの。アクセスのしやすい場所に設置することで、来場客の訪れやすさに加え、複数の物件を取り扱うことで経費の効率化などにつながるなどのメリットがあるという。営業日時は平日11〜18時、土日祝日10〜18時で、定休日は火、水、木曜日。予約制にて受け付けている。

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