NASAの天文学者が、ブラックホールが星を飲み込む瞬間をハッブル宇宙望遠鏡で観測したという。
観測したのは「潮汐破壊現象」と呼ばれるもので、星がブラックホールの重力場に引き込まれ、潮汐力により細断、ブラックホール周りのドーナツ型のリングに引き込まれ、最終的にブラックホールに落ち、膨大な量の光と高エネルギー放射線を放つ現象。
天文学者は、ハッブル宇宙望遠鏡の強力な紫外線感度を利用することで本現象を観測し現象のモデルを作成したという。なおNASAは、さまざまな望遠鏡を用いて約100回の潮汐破壊現象を検出し、ブラックホールの研究に役立つデータを収集している。
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