トリプラ、宿泊施設向け集客支援サービス「triplaサクセス」–予約システム運用代行

CNET Japan

 トリプラは12月22日、宿泊施設の自社公式サイトおよび国内外の予約サイト(OTA:Online Travel Agent)からの集客最適化を推進するサービスとして、「triplaサクセス」の提供を開始すると発表した。


triplaサクセス概要

 triplaサクセスは、施設当たり3万円の月額固定料金で、運用代行からアクションプランの作成までを実行する、宿泊施設向けの集客支援サービス。低価格な予約システム運用代行とアクションプラン作成サービスの提供により、宿泊施設の収益最大化とリソース不足の解消が期待できる。

 トリプラよると、コロナ禍で宿泊者数が激減した宿泊業界において、自社公式サイト経由の売上はコロナ禍以前に比べ増加傾向にあり、自社予約比率向上の重要性が問われているという。その一方で、「運用に時間が割けず、販売経路がOTAに限られてしまう」「IT担当者不足でウェブ集客に取り組めない」「コンサル費が高額で委託ができない」など、人材とリソース不足が原因で、システムの導入や運用が困難な施設が多いのも現状だ。


コロナ禍の影響を受け宿泊者数が激減

 そこでトリプラは、これまで宿泊業界に特化したサービスを提供してきた経験と知識をもとに、triplaサクセスの提供を開始した。手数料率を抑えられる公式サイト経由の予約率増加のための施策を随時実施し、公式サイトで充足できない集客分をOTAで補う実務を最適化。国内外のOTAも含めた販売経路の拡大を行うとともに、予約エンジン機能、価格、在庫といった、重要項目のPDCAサイクルの構築も担う。

 予約システムの運用代行やデータに基づいたアクションプランの作成等をトリプラが補うことで、人手不足の解消に加え、ウェブ販売設定に費やす時間を削減し、レベニューマネジメント業務や顧客サービス向上への取り組みに専念することが可能となる。

 トリプラは、2017年1月にAIチャットボット「tripla Bot」の提供を開始し、宿泊業界に特化したSaaS型のサービスを展開。自社で開発、提供するサービスの導入施設数は、2000施設を突破したという。

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