性別、家族構成、年収、職業などの属性付き⼈流データを活⽤!ジオテクノロジーズ、「トリマ広告」発表会

ITライフハック

ジオテクノロジーズ株式会社は2022年11月30日、トラストシティカンファレンス・京橋において、報道関係者向けにジオマーケティングソリューション「トリマ広告」発表会を開催した。同社は「地球を喜びで満たそう」というミッションのもと、ESGメタバースカンパニーとして、デジタル地図と位置情報の活⽤による、社会課題への解決⽅法を⽇々模索している企業だ。

■マーケティングの課題を解決へ
発表会は、ジオテクノロジーズ株式会社 チーフマーケティングオフィサー 執⾏役員 マーケティング統括 ⽔島剛氏によるプレゼンから始まった。

同社は歩く、走る、移動する事で報酬を獲得するM2E(Move to Earn)のコンセプトのもと、2020年10月に「トリマ」というアプリをローンチし、現在ではダウンロード数1,200万を突破するアプリへと急成長を遂げている。月間アクティブユーザー数も400万人を超えており、国内最大規模のユーザー数を誇る。

”Move to Earn”アプリ「トリマ」は、移動するだけでポイントが貯まる

⽔島氏によれば、今までのマーケティングソリューションには、以下のような課題があった。

1. TV広告はCTVの普及もあり効果検証ができるようになってきているが、多くのオフライン背策(OOH等)の効果検証は依然、難易度が高い。

2.OMOのアプローチに適した総合的なマーケティングソリューションが少ない。

3.デジタル広告のターゲティング精度の問題で、無駄打ちが多く発生している。結果、炭素を多く排出する結果に。
※同社によって発生する温室効果ガス排出量は全体の4%を占めており、世界の航空業界の約2倍となっている。

そうした課題を踏まえ、「トリマ」ユーザーに向けて、ダイレクトに広告運用ができるジオマーケティングソリューション「トリマ広告」を新たに提供することで、広告ツールとして、商品や店舗と人を効率的に繋ぎ、集客や売上向上に貢献する。

「トリマ広告」では、「トリマ」で収集された性別や職業はもちろん、行動日時、家族構成、そして個人・世帯年収、通勤・通学の移動手段までセグメントでき、さらに当社で提供する高精度の属性付き人流分析やリサーチによる事前調査と効果計測を組み合わせることで企業のマーケティング施策をワンストップで実現する。

トリマサービス全体像

水島氏は、「マーケティングとは、ユーザーを理解して適切なアプローチをとっていくことです。ユーザー分析の進化=マーケティングの進化と言われております。現在、オフラインでのユーザーの行動を把握できるようになりました。この先にあるメタバースマーケティングでも位置情報というものが重要になってくるものと考えております。」と語った。

「ジオマーケティング」について語る、ジオテクノロジーズ株式会社 チーフマーケティングオフィサー 執⾏役員 マーケティング統括 ⽔島剛氏

ジオテクノロジーズ株式会社 チーフマーケティングオフィサー 執⾏役員 マーケティング統括 ⽔島剛氏が語る!マーケティング戦略


YouTube:https://youtu.be/zTScxqOOIbU

■『地球を喜びで満たす』というのを実現したい
引き続き、ジオテクノロジーズ株式会社 メタバースBUアプリケーション 執⾏役員 事業統括 豊⽥俊作氏が登壇し、人流データの解析や「トリマ広告」の具体的なサービス内容についてのプレゼンがあった。

同社では、M2Eアプリ「トリマ」の活用により、連続かつ高精度な人流データを取得でき、移動の軌跡が正確にわかる。さらに属性に基づいた分析が可能だ。

トリマ人流データと、他社の一般的な人流データ

豊⽥氏は、ある1日の人流を可視化した資料を示した。資料は11月1日~15日の約2週間、愛・地球博記念公園に来訪したトリマユーザを抽出したもので、3188人の属性情報を分析した。その結果、来訪ユーザの約7割が女性であり、20~30代が6割を占めることがわかった。また愛知近隣からの来訪ユーザが76%であり、遠方他県からは24%であることが判明した。

ある1日の人流を可視化した資料

「トリマ広告」は、ターゲット層や広告の目的に応じて最適な広告サービスを提供するために4種類の広告メニューを取り揃えている。

〇トリマ広告ダイレクト(旧:トリマクーポン)
トリマのアプリ内でお知らせやクーポン等の情報を配信することが可能だ。さらにユーザーの居住地/勤務地のエリアを地図から選択できるので、属性からターゲティング、近隣の居住者・勤務者など狙ったターゲットにダイレクトにリーチすることができる。いままでのポスティング・チラシ配りをDX化したサービスで、手間暇をかけることなく届けたい地域の人に情報を届けることが可能だ。採用実績1000店舗を突破する広告となっている。

〇トリマ広告ジオプッシュ
ユーザーが今いる場所を検知し、リアルタイムでユーザーにプッシュ通知広告を配信することが可能だ。具体的には、店舗や最寄り駅などを中心としたエリアにジオフェンス(仮想的な境界線で囲まれた任意のエリア)を設定し、ジオフェンスのエリア内に入ったユーザーにプッシュ通知広告を配信する。観光地を訪れる観光客へ向けた広告と相性が良く、店舗まで集客するラストワンマイルを実現する。

〇トリマ広告プレミアム
トリマ内の動画広告枠、バナー広告枠に広告を配信することが可能だ。バナー広告、レクタングル広告、リワード動画広告、カスタマイズタンク、オリジナル着せ替えなど豊富な広告枠により認知拡大を見込める。これらの複数の広告枠を組み合わせてメディアジャックすることも可能だ。「トリマ広告プレミアム」もエリアや属性によるターゲティングができるので無駄打ちを避けることができる。

〇トリマ広告アンケート
トリマのアンケート内でプロモーションを行い、商品・サービスへの興味を喚起し、理解を深めることが可能だ。住所や属性情報だけでなく、来訪歴や滞在歴など、ある場所に居た事実に基づいてトリマのアンケートモニターを抽出する。抽出したモニターに対し、アンケートで商品やサービスのメリットを訴求することによってモニターに興味関心を促し、広告商材やサービスサイトに誘導することができる。

同社は、ターゲット層や広告の目的に応じ、最適な広告サービスを提供する構えだ。
また同社は代理店プログラムを通じて、広告代理店やビジネスパートナーと共に、エンドユーザーに最大の付加価値サービスを提供する。加えて、「トリマ広告」提供開始の記念キャンペーンを実施することも明らかにした。

豊⽥氏は、「弊社はベースが地図会社ですので、広告市場に参入すること自体がけっこう大きなチャレンジだと考えております。しかしながら、我々は位置データや地図情報というユニークなスキルを活用することで広告イノベーションに貢献して、我々のミッションである『地球を喜びで満たす』というのを実現したいと考えております。」と語った。

ジオテクノロジーズ株式会社 メタバースBUアプリケーション 執⾏役員 事業統括 豊⽥俊作氏

ジオテクノロジーズ株式会社 メタバースBUアプリケーション 執⾏役員 事業統括 豊⽥俊作氏が語る!「トリマ広告」のねらい


YouTube:https://youtu.be/DXZmr0qsjhw

■「トリマ広告」提供開始の記念キャンペーン
サービス提供開始を記念してキャンペーンを実施する。
詳細はサービスページ( https://ads.trip-mile.com/ )を確認のこと。

〇「トリマ広告ダイレクト」
申込期間:2022年12月1日(木)~2023年1月31日(火)
対象:申込期間までに新規登録した人が対象
内容:「トリマ広告ダイレクト」の初月10,000円分の広告費が無料
詳細:詳しくはサービスページより資料請求、問合せのこと。

〇「トリマ広告ジオプッシュ」、「トリマ広告プレミアム」、「トリマ広告アンケート」、「トリマリサーチ」、「人流分析」
申込期間:2022年12月1日(木)~2022年12月31日(土)
対象:申込期間までに新規に申込んだ人が対象
内容:「トリマ広告ジオプッシュ」、「トリマ広告プレミアム」、「トリマ広告アンケート」、「トリマリサーチ」、「人流分析」は定価の50%OFF
詳細:詳しくはサービスページより資料請求、問合せのこと。

⽇本で新型コロナウイルス感染症の影響が出はじめて早2年、徐々に「オフライン上の⾏動把握」が再び求められている。ジオマーケティングソリューション「トリマ広告」は、リアルな⼈の動きをとらえた⾼精度なターゲティングや屋外広告の効果計測など、今まで解決が難しかったマーケティング課題にも取り組めるサービスであるだけに、マーケティングを強化したい企業には魅力的なサービスといえるだろう。

ジオテクノロジーズ株式会社

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杉山恒太郎
日経BP 日本経済新聞出版
2022-12-14



船井総合研究所
同文舘出版
2021-09-30