アマゾン、反ユダヤ主義の映画配信を継続–ユダヤ人団体の削除要請に応えず

CNET Japan

 NBAのブルックリン・ネッツでガードを務めるKyrie Irving氏が10月にツイートした反ユダヤ主義的映画は、Amazonから削除されない。同社の最高経営責任者(CEO)であるAndy Jassy氏が米国時間11月30日、The New York Timesの「DealBook Summit」で明らかにした。

提供:The New York Times/Screenshot by CNET
提供:The New York Times/Screenshot by CNET

 「さまざまな異なる視点を持つ多くの顧客にコンテンツを販売する企業として、そのような視点に顧客が触れられるようにしなければならない――例えそれが人を不快にさせ、われわれの視点と異なるものであっても」(Jassy氏)

 ユダヤ人団体の名誉毀損防止連盟(ADL)は、Amazonに2通の書簡を送り、映画「Hebrews to Negroes: Wake Up Black America」を削除するか、ただし書きを追加するよう求めた。この映画は「憎悪をかき立てるよう意図された作品だ。間違いなく、これはユダヤ人の被害に直接つながる恐れがある」とADLの書簡には書かれていた。

 The New York Timesの11月6日の報道によると、Amazonは、ADLの要請を検討すると述べていたという。だが、Jassy氏の最新の発言から、同社は異なる決断をしたようだ。

 Irving氏は、10月27日に映画「Hebrews to Negroes: Wake Up Black America」へのリンクをツイートし、ブルックリン・ネッツから出場停止処分を受けた。同氏は、数日間にわたって謝罪を拒んだが、11月3日にInstagramで自身のツイートについて謝罪した。この件を受け、Nikeは同氏との提携を打ち切る

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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