ドスパラを展開する株式会社サードウェーブは2日、クリエイター向けのraytrekブランドから、新型デザインのケース「4C」を採用した「raytrek 4Cシリーズ」を発売した。直線と曲線を組み合わせた形状、高いメンテナンス性など、従来のケースからデザイン/機能性を大幅に刷新している。
「4C」の名称は「for Creator」に由来。クリエイターに寄り添うツールとして、存在感はありつつも主張せず、高いメンテナンス性や冷却性能を兼ね備えたデザインを目指し、設計したという。
デザイン面では、カラーリングを従来のブラック単色から、シルバーをベースにブラックを配したツートンへと変更。前面パネル部は、上下を斜めにカットし、左右を曲線で仕上げることで、設置したときに馴染みやすい形状とした。前面からの吸気は左右のスリットを通して行なう。
機能面では、前面インターフェイス部を前面上方の斜め部分に配置。加えて、前面、天面、側面にマグネット着脱式のダストフィルタを搭載し、手入れしやすい設計とした。スライド式となるが、底面にもダストフィルタを装備している。また、用途に応じたカスタムが可能な拡張性も備えている。
性能面では、前面に140mmファン2基、背面に120mmファンを1基搭載するなど、高い冷却性能を確保。天面にも最大3基のファンを装着できる。さらに大型ビデオカード搭載モデルについては、標準でカードを支えるステーを装備。大容量な大型電源ユニットや水冷ラジエータなどにも対応し、ハイエンド構成でも安定して稼働できるとしている。
同日より販売が始まった4C採用製品の例としては、4K動画編集や3DCG向けの「raytrek 4CZZ」がCore i9-13900K、32GB DDR5メモリ、1TB PCIe 4.0 SSD、GeForce RTX 4090などを搭載し、価格は61万9,980円。
イラストや動画編集向けの「raytrek 4CXF」がCore i7-13700K、16GB DDR5メモリ、1TB PCIe 4.0 SSD、GeForce RTX 3070などを搭載し、価格は32万9,980円。
RAW現像やイラスト向けの「raytrek 4CXE」がCore i7-12700、16GB DDR4メモリ、1TB PCIe 3.0 SSDなどを搭載し、価格は15万4,980円。
ケースのサイズは216×486×493mm、重量が約13kg。
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