マテバ、大家が入居者を探すマッチングサービス「マテバ」開始

CNET Japan

 マテバは10月26日、大家が入居者を探すマッチングサービス「マテバ」を開始した。


「マテバ」

 マテバによると、物件の大家を悩ませる課題の一つに、所有物件に空室が出た場合の対応があり、退去後に再び賃貸可能な状態に戻した後も、入居が決まるまで自ら広告を出し続けるか、仲介業者に対し広告料を支払う必要があり、出費が多くなるという。

 今回のマテバは、大家や管理会社が、部屋を探している転居希望者にオファーを出すという、これまでの不動産の流通を逆転させたサービスとなる。

 転居希望者がマテバ上で希望する条件を登録すると、希望に合いそうな大家や管理会社から、物件の詳細な資料が送られてくる。その後、チャットでやり取りを行い、内見予約から契約までを、マテバ上で完結させられる。

 転居希望者は、興味を持った物件に対し「いいね!」ボタンを押すことが可能。大家は、「いいね!」ボタンを押した転居希望者も含めて、条件に合う転居希望者を探すことが可能だ。大家側からの連絡があれば、個別でメッセージのやりとりもできる。

 大家・管理会社側の登録料・利用は無料。マッチングが成立すると、1マッチングあたり3万8500円(税込)のマッチング料が発生する。なお、マテバの家賃保証を付帯しない場合のマッチング料は5万5000円(税込)。転居希望者は、登録料・利用料・マッチング料とも無料で利用できる。

 大家にとっては、入居者が決まるまでの広告宣伝費の削減となり、大家が自ら入居者探してオファーを出すという手段が増えるため、空室期間の短縮も期待できる。

 また、大家が自ら入居者にアプローチするモデルのため、例えば役者志望の人だけ住める、新潟県の人だけ住めるなど、同じカテゴリーの人たちだけを集めることでコミュニティーを形成し、居住期間の長期化を目指せるとしている。

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