マウスコンピューターの「G-Tune P7」は大型17.3型、解像度フルHDの液晶ディスプレイを搭載するゲーミングノートPCだ。CPUは第12世代Core i5-12500Hを搭載し、メモリはDDR4-3200 32GB、GPUにはミドルローのGeForce RTX 3050 Ti Laptopを備え、VRAMは4GB。ストレージには容量512GBのNVMe M.2 SSDを内蔵する。OSはWindows 11 Homeで、価格は22万9,900円。
カスタマイズ可能な項目もあり、Windows 10 Proにする場合は8,800円増、メモリ容量を16GBに減らすことで5,500円減となるほか、内蔵SSDの容量を増やしたり、SSDとは別の内蔵HDDを追加することも可能となっている。さらに、外付けHDDやキーボード、マウスなどの周辺機器、映像編集ツールやOfficeなどのソフトウェアについても、追加することが可能だ。
今回はカスタマイズなしの評価機をお借りしたのでこちらをレビューしていく。
ベンチマークスコアはいずれも良好
それでは最後にベンチマークを行なっていこう。ベンチマークは恒例の「PCMark 10」、「3DMark」、「ファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」、「ドラゴンクエストX ベンチマーク」、「Cinebench R23」を実施した。
【表】ベンチマーク結果 | |
---|---|
PCMark 10 | |
PCMark 10 Score | 5,644 |
Essentials | 9,253 |
App Start-up Score | 12,555 |
Video Conferencing Score | 6,788 |
Web Browsing Score | 9,296 |
Productivity | 8,978 |
Spreadsheets Score | 12,289 |
Writing Score | 6,560 |
Digital Content Creation | 5,875 |
Photo Editing Score | 4,644 |
Rendering and Visualization Score | 10,485 |
Video Editing Score | 4,166 |
3DMark | |
Fire Strike | 12,901 |
Graphics score | 14,156 |
Physics score | 26,061 |
Combined Score | 5,327 |
Night Raid | 36,498 |
Graphics score | 62,487 |
CPU score | 10,873 |
Time Spy | 5,696 |
Graphics score | 5,277 |
CPU score | 10,369 |
Wild Life | 32,031 |
ファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ ベンチマーク | |
1,280×720 ノートPC標準品質 | 23,704 |
1,280×720 最高品質 | 19,989 |
1,920×1,080 ノートPC標準品質 | 20,927 |
1,920×1,080 最高品質 | 14,093 |
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト | |
最高品質/1,920×1,080/フルスクリーン | 22,013 |
Cinebench R23 | |
CPU(Multi core) | 8,426 |
CPU(Single core) | 1,730 |
CPUパワーが反映されるCinebench R23ではマルチスレッドで8,615、シングルで1,730といずれもCore i5としては良好なスコアが得られた。PCMark 10では5,644とこちらも良好で、TDP 45Wの高い性能と32GBの大容量メモリが影響してそうだ。
3DMarkについても、搭載するGPUがミドルローのGeForce RTX 3050 Tiらしく、ハイエンドと比べると劣るものの、Iris XeなどのCPU内蔵GPUと比べるとかなりの高スコアとなっており、ある程度安定した高フレームレートでゲームプレイできたのも納得のスコアとなっている。
この辺りはファイナルファンタジーXIVやドラゴンクエストXのベンチマークスコアなどからも見て取れるが、少し前のゲームであれば高画質設定でも遊べるレベルの性能が発揮できている。
ゲームも日常使いも両方まかなえる1台
G-Tune P7は、通常のゲーミングノートPCと比べても大型の17.3型ディスプレイを搭載しており、ド迫力の映像が手軽に楽しめるゲーミングノートPCとなっている。GPUがミドルローのGeForce RTX 3050 Tiではあるが、フルHD解像度であれば、多くのゲームがある程度快適にプレイでき、Steamで配信されるゲームを楽しむなら申し分のない性能に仕上がっていると感じた。
ノートPCとしてみた場合も、CPUはCore i5ながら、ディスクリートGPUのほか、デフォルトでメモリ32GBを内蔵するなど、かなりリッチなハードウェア構成となっており、映像編集や配信など幅広い使い方に適応できる。
自宅で使う日常使いのノートPCとゲーミングノートPCを1台にまとめたいといった用途において、G-Tune P7はなかなか適した1台だと言えそうだ。
コメント