アップル、「M2」を搭載した新「iPad Pro」発表–11インチは12万4800円から

CNET Japan

 アップルは10月19日、Appleシリコンの次世代チップ「M2」を搭載したiPad Proを発表した。すでにアップルのウェブサイトでは注文受付を開始しており、発売は10月26日。

 新iPad Proは、11インチと12.9インチがラインアップする。価格は、11インチのWi-Fiモデルが12万4800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが14万8800円(税込)からで、12.9インチのWi-Fiモデルが17万2800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが19万6800円(税込)から。


「M2」を搭載した新「iPad Pro」

 M2は、性能コアと効率コアがどちらも進化し、M1より最大15%高速な8コアCPUと、最も高い処理能力を必要とするユーザーに対して最大35%高速なグラフィックスパフォーマンスを提供する10コアGPUを搭載している。

 CPUおよびGPUとの組み合わせにより、16コアのNeural Engineは、M1に比べて40パーセント多い演算が可能。iPad Proは機械学習タスクの処理がこれまで以上にパワフルになった。また、M2チップはM1より50%増えた100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を備え、最大16GBの高速ユニファイドメモリに対応しているため、マルチタスキングや大容量のアセットでの作業がさらになめらかになるとしている。また、ProResビデオを撮影にも対応している。

 さらに、新しいiPad ProとiPadOS 16によって、Apple Pencil(第2世代)を併用することで、Apple Pencilがディスプレイに触れる場所を正確に表示する「ポイント」機能を備える。

 Apple Pencilをディスプレイから少し浮かせた状態の時、最大12mm離れたペン先から発せられる電磁信号をスクリーンが検知する。M2が即座に信号を解析し、Apple Pencilの位置を3次元で特定できることによるもの。

 これにより、たとえば手書き文字認識機能を使うとき、Apple Pencilを画面に近づけると、テキストフィールドが自動的に大きくなり、手書き文字がより速くテキストに変換される。他社製のアプリケーションも、この新しい機能を利用して、新しいマーキングと描画の体験を実現できるとしている。

 なお、アップルは同日、A15 Bionicチップを搭載した「Apple TV 4K」と4つの鮮やかなカラーをラインアップした新「iPad」も発表している。

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