靴向けセンサーのORPHE、歩容分析と動画解析を組み合わせた全身動作計測サービス

CNET Japan

 ORPHEは9月6日、靴に搭載する専用センサー「ORPHE CORE」と動画解析を組み合わせることで、全身の動作計測を手軽に実現する「ORPHE ANALYTICS」の提供を開始すると発表した。

 すべての機能が利用できるが商用利用に制限のある研究向けサービスの「アカデミックプラン」と、商用利用向けの「ビジネスプラン」の2プランを展開する。価格(税込)は3万3000円から。オプションとして分析までをORPHEが受託する分析サービス、ORPHE COREを搭載できる専用シューズも提供する。

ORPHE ANALYTICS、別売りで提供する専用シューズ、専用センサー(右下)
ORPHE ANALYTICS、別売りで提供する専用シューズ、専用センサー(右下)

 ORPHE ANALYTICSは、スマートシューズによる歩行分析と画像解析による全身の姿勢推定で高精度な動作分析を提供し、研究やPoCでの動作計測を手軽に実現できるサービス。最新の「Google Chrome」ブラウザを搭載したPC、「iPhone」、専用センサーのORPHE COREを活用し、全身の動作と歩容を計測する。30秒間の計測はデータ確認までを最短約2分で完了できるほか、大人数を対象とした連続の計測にも対応できるという。

 従来、全身の動作計測には、光学式モーションキャプチャやプレート型歩行分析計といった大がかりな設備を要していたが、ORPHE ANALYTICSは前述の4点のみで計測可能。場所などを問わずに計測できる。

 歩行周期の各区分ごとの時間、着地と離地の角度、プロネーションや着地衝撃といった歩容評価のための指標や、全身で18の関節点を取り出す姿勢推定情報などを計測可能で、「Apple Watch」の心拍計測機能や、同社で開発中の足圧インソールの圧力測定機能などとも連携できる。動作をあらゆる面から計測できるとしている。

 計測データは専用の計測用スマートフォンアプリに集約され、クラウドに送信されて解析される。解析データは、ORPHE ANALYTICSのダッシュボードアプリで確認、CSV形式でダウンロードができる。

計測のようす
計測のようす

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