ケニアでもコロナによるマスク着用義務はだいぶ緩くなったけど、多くの人は「エボラ熱」を恐れて今だにマスクをし続けている / カンバ通信:第205回

ロケットニュース24

ジャンボ〜! ケニアの首都ナイロビでタクシー運転手やってるチャオスです。コロナの対策も徐々に変わりつつある今日この頃。日本のゴー(羽鳥)から「ケニアのマスク事情を教えてくれ」との要望が届いたので、さっそくお伝えするね。

まず、ケニアの中でも、駅や政府機関、病院や空港、一部のスーパーパーケットなどでは、今でもマスクの着用義務がある。なので、もしもケニアに旅行に行く際は、必ずマスクを持参するように。でもね、でも。

今現在、それら特別な場所以外では、特にマスク着用は義務ではなくなった。どのくらい緩和されたのかというと、バスの中でもマスクの着用義務がナシになったくらい。


ところが……!


そんなマスク着用義務が緩和された今でも、ケニアの首都ナイロビでは、マスクをしている人の方が多い印象。それには、とある事情がある。なぜコロナによるマスク着用義務が緩和されたのに、人々はマスクをしているのかというと……


隣国ウガンダでエボラ熱が流行っているからだ。


ケニアの人々は、いまコロナよりも、エボラウイルス病(エボラ出血熱)のほうを怖がっている。もちろんオレも恐れている。そんなこともあって、いまだマスクをしている人が多いってわけなんだ。

ちなみに現在、ケニアにおけるコロナのワクチン接種は「2回目」って感じ。ケニア政府は、すべての人々にワクチン接種をするよう求めている。日本の皆さんも、いろいろ感染症にはお気をつけて。では、クワヘリ!

執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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