ヤクルト村上死球で両軍罵声…SNS拡散で物議 森岡コーチ謝罪「これを機に汚い言葉を使うのはやめます」

J-CASTニュース

   プロ野球・ヤクルトの森岡良介内野守備走塁コーチは2022年9月13日、前日のDeNA戦で不適切な発言をしたとして、「スワローズの品格を落としてしまう様な事をしてしまい本当に反省してます。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

   森岡氏をめぐっては、試合中に怒号を飛ばすシーンがSNSで拡散し、物議を醸していた。


  • 写真:ロイター/アフロ


  • 森岡氏のインスタグラムより

「僕の考えてる枠の小ささに気付かされました」

   12日のヤクルト対DeNAの8回裏だった。ヤクルト久保拓眞の投じたシュートが内角に大きく抜け、佐野恵太が思い切り体を反らす場面があった。両軍からは罵声が飛び交い、その模様を捉えた中継映像の切り抜きがSNSで拡散した。

   これには伏線があった。前の回にDeNAエスコバーが村上宗隆に右太もも直撃の死球を与え、ベンチに退いていた。三冠王の期待がかかるだけに球場は騒然とし、一触即発の雰囲気となった。

   ニュースサイト「THE PAGE」は、佐野が間一髪でボールを避けた直後、「ヤクルトベンチから『当ててもいいんだぞ。こっちは』という”暴言”が飛んだのだ。声の主は、森岡コーチだと思われる。村上の死球に対する報復を示すような問題発言。それに対して横浜DeNAベンチから大和が『黙れ!』と大声で言い返した」と伝えた。なお、複数の野球ファンからは、森岡コーチは実際には「当ててへんがなこっちは」と発言していると聞き取れるとの指摘も出ている。

   森岡氏は試合後にインスタグラムで「今日のゲーム中の事。沢山の方からメッセージ頂きました」として「僕が口にした言葉に対して不快な思いさせてしまい、そして落胆させてしまい大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

   「皆様のメッセージを読ませて頂いて、僕の考えてる枠の小ささに気付かされました。本当に情けなく思っております」と後悔をにじませ、「言い訳の余地はありません。僕が相手ベンチに口にした言葉は事実です。それによって佐野選手にもストレスを与えてしまいました」と省みた。

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